パンティの奥が熱い…乳房、卵巣を失った40代主婦。男の誘いに抗えず#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-02-24 15:52
投稿日:2024-02-16 06:00

快楽の波に溺れる

――信じられないよ…キュートな香織さんがこんなに大胆だったとは…。

 彼が嬉しい悲鳴を上げていることは、存分に伝わってきました。ならば、それに乗じるのが得策です。

――そうなの、私…エッチなの…純也さんともっと乱れたい。

 私はヒップを振りながら、ペニスを頬張ると、

――悪い女だな。

 彼は尖らせた舌でヴァギナをつつき、ネロネロと出し入れをしてきたんです。したたる愛液を啜(すす)られ、肉ビラを激しく吸いしゃぶられて…私は快楽の波に溺れました。

 どれくらい舐め合っていたでしょう。

――もう欲しいの…我慢できない。

 先に挿入をねだったのは私のほうです。

まさかのコンドーム拒否、そして信じられない言葉が

――分かった。

 彼の声に、私はシックスナインの体勢を解いて、ベッドに仰向けになりました。本来なら、卵巣を失った体は濡れにくいため『潤滑ゼリー』が必要と言われていましたが、それが不要なほどヴァギナが濡れています。

――純也さん…アレ、着けてくれる?

 私は覆いかぶさってきた彼を潤んだ瞳で見つめたんです。サイト内では妊娠や性病防止のため『コンドームは必須』と書かれていましたから。しかし、

――ごめん、僕、ナマじゃないと感じないんだよね。それに、毎月性病検査もしてるし…。

 彼は当然のように言ってきたんです。

――えっ、でも…。

――香織さんは卵巣がないんだったら、妊娠の心配はないでしょう?

 信じられない言葉が畳みかけられました。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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