「セックスは心でするもの…」乳房、卵巣を失った人妻の甘美な気付き #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-03-01 06:00
投稿日:2024-03-01 06:00

淫らなことをしている自分に興奮

――香織さん、きれいだ。

 私の肉ビラにタカさんの熱い息が吹きかかりました。

――タカさん…。

 そう甘く囁いた刹那、生温かな舌が私の秘部を舐めあげたんです。あまりにも優しい感触と、淫らなことをしている自分に興奮してしまって…。

――タカさん…嬉しい。

 私はねだるように腰を揺すりました。

 ピチャ…ニチャ…。

――はあ…いい。

 私は股ぐらに顔をうずめる彼の頭をつかみ、腰をせり上げてしまって…。

(はしたない…でも、感じちゃう…)

 タカさんの前で淫らな自分を見せてはいけないと思うほどに、体が火照ってくるんです。発情の汗が噴き出し、女陰からジュワ…と愛液が滲むのがわかったんです。

興奮のボルテージは上がる一方

――私、濡れてますか…?

 思わず聞いてしまいました。

――すごく濡れてる…香織さん、嬉しいよ。

 彼は膣口にむしゃぶりつき、唾音も高らかに愛液を啜り始めたんです。敏感な肉ビラを吸われるたび、私は体をのけ反らせて、はしたないほどの喘ぎを漏らしました。

 失ったはずの乳首が甘美な痺れに包まれて…快楽を得る素晴らしさと凄まじさを実感したんです。

 その後も丹念なクンニリングスをされて、私の興奮のボルテージは上がる一方です。

 すべての髪の毛や体毛までもが、欲情で逆立つのがわかりました。

――私にもさせて…。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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