更新日:2024-09-03 13:55
投稿日:2024-05-17 06:00
「内縁関係」という言葉を聞いて久しい。「内縁関係」とは、夫婦としての実態はあるものの、法的な婚姻が成立していない状態をしめす。
単なる「不倫」と違うのは、将来的に婚姻の意志があるかどうかも問われる。近年、内縁関係のカップルは200~300万人ともいわれている(2022年・内閣府男女共同参画白書調べ)。
今回取材に応じてくれたのは、「内縁の妻」歴2年の千鶴さん(仮名・35歳イベント会社/独身)。セミロングヘアが似合う、細身で清楚系の女性だ。
パートナーの男性とは同居しているものの、彼の本妻が離婚に応じてくれず、内縁関係を続けている。そんな千鶴さんの狙いは、「略奪婚」だ。
内縁の妻から本妻へのステージアップを目論む彼女に迫ってみた。
異業種交流会で運命の出会い
――まずは、相手男性との出会いからお聞かせください。
「異業種交流会です。内縁の夫である正樹さん(仮名・39歳会社経営/妻子アリ)と出会ったのは2年半前。私が化粧品会社の広報をやっていた時でした。ダークスーツが似合うスポーツマンタイプの素敵な男性がいるな…とさりげなく目で追っていたら、彼と目が合い、慌てて目をそらしたんです。
すると、彼のほうから私に歩み寄ってくれました。
――よろしければ、お名刺交換をさせていただけませんか?
丁寧な物言いと笑顔に、私はドキドキしながら、名刺を差し出したんです。
――化粧品会社にお勤めですか。どうりでおキレイなはずだ。
――いえ…そんな…ありがとうございます。
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