「シリコンボール入りペニスを入れて…」リアル峰不二子と初SEX!#2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-08-05 17:52
投稿日:2024-07-05 06:00

医師が告げた意外な言葉

――シリコンの挿入とは驚きです。それにも増して、玲子さんのサバサバした性格はカッコよく感じました。

「そうなんです。彼女はさっぱりして、サイズに悩んでいるなら、医療の力を借りたら? と実にシンプル。さっそく都内の「Aクリニック」にカウンセリングに行ったんです。

 医師は長年の悩みを丁寧に話を聞いてくれました。そして、シリコンでのペニス増大の改善案も提示してくれたんです。

 勃起時を想定してシリコンを挿入する位置のデザインなども話し合うのですが、その際、医師に局部を見せると思わぬことを言われました。

――直樹さん、あなたは日本人男性の平均サイズですよ。

――えっ?

――AVなどを見て、よくコンプレックスを持つ患者さんは多いんです。でも、直樹さんはシリコンで大きくする手術など不要だと感じました。

よみがえる苦い記憶

 医師はきっぱりと告げてきたんです。僕は信じられない思いで、

――でも…過去に付き合った女性に指摘されたこともあって…。

 苦い思いを打ち明けたんです。実は交際した女性に『長身でマッチョの割には小さめね』と言われたことがあって、ひどいショックを受けたんです。そしてその彼女とはセックスもうまくいかなくて…。

――交際初期のセックスでは、緊張してうまく勃起できない男性は多いですよ。ましてやサイズのことをけなされたのですから、精神的な影響もあったと思います。

 女性側も『相手がうまく勃起せず、プライドを傷つけられた』と怒ってしまうケース、それがトラウマとなって男性がEDになるケースもあります。

 医師の言葉は説得力がありました。長さは普通サイズでも細さが貧弱だと勝手に決めつけていて、なおかつ、セックス時は『失敗したらどうしよう』と緊張で勃起ができなかった…。そんな過去が、目まぐるしく蘇ってきたんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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