忘れ物に福がある!夏限定「みょうがの忘れ物」で“乗っけるだけ”甘酢漬け

コクハク編集部
更新日:2024-07-16 06:00
投稿日:2024-07-16 06:00
 スーパーに行ったらニンジン、じゃがいもの高いこと! ビビりながら野菜売り場をパトロールしていると、薬味に欠かせないみょうがは、1P(3個)100円(税抜き・以下同)。
「うん、まあまあかな。買うべ…」と手に取ろうと思ったら、隣りには「みょうがの忘れ物」が。おおー、夏が来たなって感じです♪

「みょうがの忘れ物」って何?

「みょうがの忘れ物」。みょうがを収穫した後に残っている「茎」の部分のことですね。「みょうがの茎」「みょうがの端っこ」でもなく「みょうがの忘れ物」。誰が名付けたのでしょうか、“ただものではない感”がほんのりとまぶされていて、自己主張を感じます(笑)。

 みょうがの旬は、6月から10月過ぎの初夏から秋にかけて。なかでも、みょうがの忘れ物は生産量が増える夏場に道の駅やコープなどに並んでいましたが、数年前からは都内でのスーパーでも見かけるようになりました。

 この日は、150グラム入りで198円(税抜き)でゲット。ありがたや~。いわゆるB級なので不揃いではありますが、家庭料理ですよ。まったくもって問題なし!

 水洗いしてキッチンペーパーに包み、アイラップに入れて野菜室に保存しておくとしばらくは瑞々しく食べられますが、この日は甘酢漬けにしました。

【読まれています】熱湯注いで3分の「きのこカレーうどん」。これはもうカップ麺を超えた!?

「みょうがの忘れ物」“乗っけるだけ”甘酢漬け

【材料】

・みょうがの忘れ物…150グラム
・塩…小さじ1/2
・砂糖…大さじ1
・酢…大さじ1

【作り方】

1. みょうがを流水で洗い、太い茎の部分は縦半分に切る。

2. 沸騰したお湯に1をくぐらせる。20~30秒ぐらいで上げる。

3. ざるにあげ、粗熱を取る。

4. 煮沸した保存容器に、表面の水気を軽く拭いた3を入れ、上から塩、砂糖、酢の順に入れ、半日ほど置いてできあがり。

甘酢の素は混ぜ合わせる必要なし

 甘酢の素は、事前に混ぜ合わせておかなくても、自然になじむので問題なし。愛してやまない飛田和緒先生のレシピを参考にさせていただき、アレンジしています。

 もちろん、みょうがの甘酢漬けは文句なしにおいしいですが、みょうがだけでたっぷりと仕込もうと思ったら、なかなかのお値段に…。その点、忘れ物は手軽で気軽です。

どんどん忘れ物してくれ!

 これさえ仕込んでおけば、時短にもなるし、アレンジも自在。冷ややっこに入れても、素麺の薬味にしても(ほんのりと酸味好きにはたまらない♡)、豚肉や鶏肉とパパッと炒めたら、ちょっと気の利いたおつまみにもご飯のおかずにもなります。

 スマホを家に忘れて外出しようものなら、その日一日は不便で気分もブルーですが、おなじ忘れ物でも、みょうがの忘れ物は願ったりかなったり。忘れ物万歳!

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


冷凍でもOK! 網で焼くだけで美味しく簡単な「焼き甘エビ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福井市の寿司屋「昌冨ずし」の楠さんにエビが主役の...
「焼きなすとアボカドのタルタル」夏バテ防止にも効果アリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
お酢を使わないから野菜が甘い「トマトとタマネギのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
いつもの冷ややっこが焼き肉のタレで大変身「辛いやっこ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
生青唐辛子の風味でお酒が進む 中国・湖南料理「咸鮮辣」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・三軒茶屋の「香辣里 (シャンラーリー)」の...
余り野菜がごちそうに「季節の野菜とベーコンのキッシュ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、野菜...
まるでフォアグラのようなコクとうまみの「半生鶏レバー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
「アスパラの肉巻き」今が旬の食材でおいしく疲労回復を
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
薄切りだから駄菓子感覚でサクサク食べられる「レバカツ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
ヨーグルトと酒粕で優しい味に「イワシの味噌粕漬け焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、味...
塩気とコクで日本酒が止まらない「空豆のアンチョビー和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
酸味と香りを楽しむ「ナスと豚しゃぶの梅干しカレー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷のカレーバー「ヘンドリクス 」の...
揚げ焼きで野菜の食感を残す「シュリンプ・ラタトゥイユ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ 」の市川路朗さん...
白子の美味しさを最大限に味わえる「タチ入りキンチャク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・旭川の老舗居酒屋「独酌・三四郎 」の西岡...
インスタ映え「油揚げサンド」 少しずつ温めパリパリ食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「シチリア風肉団子」刻んだアーモンドが程よいアクセントに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...