サレ妻“リベンジ不倫計画”の最終形。元カレと愛ある騎乗位、肉棒の感触を味わって… #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-09-06 06:00
投稿日:2024-09-06 06:00

何人の男に抱かれたの?

――気持ちいい…。

 30秒ほど経った時、私はキュッと膣をしめ、奥深くまで到達した彼のペニスの感触を味わいました。

――…僕もだ…あれから奈緒子は…。

――えっ?

――い、いや…何でもないよ。

 言葉を切った彼の問いが聞こえた気がしました。

(あれから奈緒子は、何人の男に抱かれたの?)

 騎乗位など当時の私には決してできなかった体位ですからね。彼と繋がりながら、揺れる乳房や快楽に歪む表情を見られること自体、とても恥ずかしくて…でも7年経った今なら可能です。

夫のためにAVで騎乗位を研究

 夫婦の性交渉があった際、夫は腰痛を理由にいくども騎乗位を求めてきたんです。私も資産家に嫁いだばかりで、彼に言われるままセックスに応じていました。こっそりAVを観ながら、前後、左右、上下と、AV女優の腰づかいを観察しました。体がぶれないよう、手を置く位置や上体の角度も研究しましたし…。

 夫は、私のM字開脚で腰を振ることに興奮するようでした。

 でも、いつしか夫婦のセックスは減り、今では完全なセックスレスです。ただ、その研究が元カレの拓斗との情事に活かせたのですから、人生って不思議。フィアンセだった元カレと互いを慈しむように愛し合っているのですから、人生は本当に分かりませんね。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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