【2024年人気記事】「何もかも苦痛なのに夜の営みは月数回」空虚な結婚生活を終わらせたい女

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-12-30 06:00
投稿日:2024-12-30 06:00

いっそ完全にレスなら

 完全にレスであれば「もはや夫婦として実態がないこと」を理由として離婚をしたいそうですが、営みがある以上は離婚を切り出しにくいと香奈子さんは悩んでいると話します。

「夫婦としての実感もなければ、性生活以外は夫婦らしい実態もない。

 50歳目前にして結婚をするのは、やっぱり無謀だったのかと痛感しています。

 夫に抱かれていても、嬉しくもおかしくもないですけどね、営みがあるってことが重要なんだと考えています。

 私、離婚で戸籍が傷つくことは、もはやまったく気にしていません。

 こんなにストレスばかり感じるくらいなら、早く離婚して自由な生活に戻りたいと思っています。

 生活費だって、今は夫婦がお互いにそれぞれお金を出しているってだけで、月にいくらとか負担を決めていないから、離婚しても私の生活費への影響はほとんどありません。

ドロ沼化が怖い

 だけど…、こちらから離婚を切り出して、夫がキレてドロ沼化するのが怖いんですよね。

 結婚期間は短いけれど、私はきちんと家事をこなしたけでもなく夫に尽くしたこともないので、自分でも“良き妻”だったとは思えません。

 だから、言いがかりをつけて慰謝料を請求してくれば、それも話し合わなければなりませんし、それが面倒で仕方ないのです。

 そうやって先のことをいろいろと考えると億劫になってしまって…、結局のところ離婚の意思は固まっているくせに、それを夫に切り出せずにズルズルと夫婦を続けているのです」

 ◇  ◇  ◇

 深いため息とともに、現状を嘆く香奈子さん。

 では夫であるユウスケさんは、夫婦関係についてどう受け止めているのでしょうか。

 実はユウスケさんは周囲の仲間たちに、香奈子さんとの結婚について、たびたび思いを吐露していました。

 次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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