「義父の私を見る目が妙なんです…」セクハラめいた言動に離婚を考える42歳バリキャリ女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-02-01 06:00
投稿日:2025-02-01 06:00

妙な視線を感じたら…

 深いため息をつきながら、困惑した表情になる真里さん。

 聞けば、現在の義父は恋人や親しい女性がいないばかりか、友だち付き合いもほとんどなく孤独な毎日を送っていると言います。

「だからなんですかね?

 私に向ける視線が、本当に気持ち悪いです。私の体を舐め回すような視線でじーっと見てきたり、胸元ばかり見ていたり。

 タチが悪いなって思うのは、触ってくるようながっつりセクハラに当たる行為はしてこないところ。

 逆にセクハラをしてくれれば、証拠を押さえられるし、大騒ぎもできるのに…。そこまではいかず気持ちの悪いギリギリの行動なんです。

 この前なんて妙な視線を感じるなと思ったら、片付け作業をしている私のお尻を気味の悪い目で凝視していました」

義父を介護したくない

 このほかにも、夫婦で決めた「子どもをつくらない選択」に絡めて、夜の生活を匂わせるような際どい発言もあるそうで、義父への嫌悪感は日増しに強まっていると話します。

「ヨウヘイに、話したんですよ。これはマズイでしょう? このままにしておくべきじゃないんじゃない? って。

 ところが、夫から帰ってきた返事は私が想像していたものとはまったく違って『まぁ、放置でいいんじゃない?』でした。

 まったく良くないですよね。これから先、介護が必要になってくれば、義父のお世話をメインで担うのは私になりそうだし。問題行動の“芽”は、小さいうちに刈り取っておくべきだと思うんですよ。

 それなのに、真剣に取り合わないのはわざとなのか、本当に認識が欠けているのか…」

それなりの行動に

 このままヨウヘイさんと籍を入れたままでは、近い将来には息子の妻としての立場から、義父の介護を免れられないと考えている真里さん。そうなる前に、ヨウヘイさんと籍を抜いて義父と関わらない環境にしておくべきかと悩んでいます。

「ヨウヘイに問題があるわけではないので、離婚をするのは惜しい気もしますけど、それほど義父が嫌なんですよね。

 義父問題に夫が向き合わないのであれば、こちらもそれなりの行動に出るしかない。夫が思っているよりも、私はこの件について真剣に捉えています」

  ◇  ◇  ◇

 では、真里さんの夫であるヨウヘイさんはこの問題をどう考えているのでしょうか?

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


未来を暗示していた? 結婚初夜のアンビリバボーな出来事3選
 結婚初夜は本来どんなカップルにも、スイートでロマンティックな夜になるべきはずの時間。ところが、世間にはそうはいかなかっ...
並木まき 2019-08-26 12:17 ラブ
“飲み会でカシオレを頼むとモテる”は古い? 都市伝説を検証
「飲み会でカシオレを頼むとモテる」そんな、カシオレ神話を知っていますか?調べたら「カシオレは古い!時代はカルアミルクだ!...
孔井嘉乃 2019-04-19 06:00 ラブ
離婚したくなる夫は年収1500万円超…その事実の裏に潜むもの
 結婚相手の年収や仕事の内容って、「恋愛はお金じゃない」と言いながらも、やっぱり気になるポイントですよね?そうしたパート...
しめサバ子 2019-04-19 06:00 ラブ
「妻からの疑惑の目」をすり抜ける 浮気男のナナメ上な奇策
 浮気をしている男たちは、あの手この手で妻や彼女にバレないよう画策をしているようです。  魑魅魍魎(ちみもうりょう)な...
並木まき 2019-04-18 06:00 ラブ
突如現れた進撃の「ポリアモリー」 “奇行種”に気をつけろ!
 あなたは「ポリアモリー」をご存知ですか?カップルがお互いの合意のもと複数の恋人を持つ――そんな関係のことを指す言葉がポ...
しめサバ子 2019-05-01 17:44 ラブ
【募集】「メス力」神崎メリさんに男女の恋愛相談しませんか
電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさんに...
「3食昼寝付き」の勝ち組主婦が一瞬で負け組に転落したお話
「3食昼寝付き」で、勝ち組結婚を果たしたように見える主婦でも、ひょんなことから負け組に転落するケースもあります。  魑...
並木まき 2019-04-16 06:00 ラブ
高年収男子をゲットする方法…求められるのは「安心感」です
 こんにちは、結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。「結婚につながる恋コラム」第3回は、高年収男子をゲットする方...
山本早織 2019-04-16 06:00 ラブ
どこからが恋? 心理から読み解く“女性が恋に落ちる瞬間”
 なんとなく気になる男性が現れた時、「これは恋なの?」と自分に問いた経験がある方は多いはず。頭で理解した上で行動に移りた...
孔井嘉乃 2019-04-15 06:00 ラブ
【日本橋編】個室ラウンジコンへ参戦 “IT地蔵オトコ”に警戒
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-05-13 16:23 ラブ
新種「プレゼン合コン」で彼氏を作れる? 現場潜入レポート
 春の訪れを感じさせる3月末日、東京・東池袋にて「プレゼン合コン」なる聞き慣れないイベントが開催されました。情報をキャッ...
しめサバ子 2019-04-13 06:00 ラブ
わずか7日で構築された支配のパターン 美沙さんのケース#1
 最近、30代~40代の女性にまとわりついて苦しめるモラハラ男が増えています。  女の稼ぎをアテにするヒモ男や、女に依...
神田つばき 2020-01-11 07:08 ラブ
一見ハイスペでも…結婚できない「乙女おじさん」のタイプ
 一見すると、結婚相手として条件が揃っているような中年の男性が独身である場合「乙女おじさん」である可能性も潜みます。独身...
並木まき 2019-04-10 06:00 ラブ
45歳バツイチ男に“オバサン呼ばわり”されたアラサー女の悲劇
 女も30を過ぎるとシビアな婚活情勢をひしひしと感じるようになって、それまで目もくれていなかった「バツ有り男」も一気に視...
田中絵音 2019-04-09 06:00 ラブ
上品だから好き 年下男性が焦がれる熟女の“3種の神器”はコレ
 超年上を好む年下男子が増加中です。若くてイケメンでも30代や40代の女性とデートしたがるという不思議な現象が起きていま...
内藤みか 2019-05-29 16:39 ラブ
恋愛強者になるための最強の学問は“PDCA”と“統計学”である
 ビジネス書の世界では「PDCA」と「統計学」が大流行しています。PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Chec...
しめサバ子 2019-04-11 13:49 ラブ