「寝ながら運動」で美ボディになれるってマジか! 激しいダイエットなしで痩せるコツ【インストラクター監修】

コクハク編集部
更新日:2025-04-25 06:00
投稿日:2025-04-25 06:00

3. 楽痩せしたい人必見!おすすめダイエット法は?

 ここからは、具体的なダイエット法についてお伝えします。

 前述した通り、ダイエットのポイントは「摂取カロリー<消費カロリー」になるように調整することです。そのため、食事管理も大切なポイントです。

 栄養バランスのとれた食事を摂ることを心がけながら、下記でご紹介する方法を取り入れてみてください。

3-1. ベッドでできるエクササイズ

「寝たまま運動をして本当にダイエット効果があるのか」と疑問に感じる人もいるでしょう。

 しかし、寝たままでもからだを動かして筋肉を鍛えることで、代謝が向上して痩せやすいからだ作りにつながります。

 今回は2つのエクササイズをご紹介します。

ヒップリフト

(1)仰向けでひざを立てる。
(2)両手はからだの横に置き、お尻を持ち上げる。肩からひざまで一直線をキープする。
(3)ゆっくりお尻を下げる。

 まずは30回を目標にし、余裕がでてきたら回数を増やします。お尻の穴をキュッと閉めながら、お尻を持ち上げましょう。

クランチ

(1)仰向けになってひざと股関節を90度に曲げる。
(2)両手を後頭部に添える。
(3)息を吐きながら肩甲骨が床から浮く程度まで上げる。おへそをのぞきこむように背中を丸める。
(4)頭を地面につかない程度、ギリギリまでおろして(3)と(4)をくり返す。

 10回3セットを目標に行います。脚の位置が下がらないように注意しましょう。

3-2. 漢方薬の服用

 ダイエットには、エクササイズに加えて漢方薬の服用もおすすめです。

 漢方薬は「水太り」「脂肪太り」「ストレス太り」などの症状に効果が認められており、ダイエット外来でも処方されています。

 体質改善を得意としているので、太りにくく痩せやすいからだ作りの手助けもしてくれますよ。決められた量を飲むだけなので、忙しい毎日でも取り入れやすいのが嬉しいポイントです。

 ダイエットには「代謝を上げて運動の効率をよくする」「脂肪の吸収を抑える」「脂肪燃焼をサポートする」「自律神経を整えてストレス過食を防ぐ」といった働きのある漢方薬を選びましょう。

<ダイエットにおすすめの漢方薬>

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):おなか周りの脂肪が気になる人や、便通が悪い人におすすめです。脂肪の分解や燃焼を促し、ため込んでいる脂肪の減少に働きかけ、肥満の改善に役立ちます。

・大柴胡湯(だいさいことう):ストレスで食欲が増してしまう人におすすめです。自律神経を整えることでストレスによる過食を抑え、肥満の改善に役立ちます。

 スマホで気軽に専門家に相談できるオンライン個別相談も話題です。スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談が可能。

 お手頃価格で不調を改善したい人は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。

4. 運動は寝ながらでもできる!

「えりのさん、今日はありがとうございました! 帰ったらさっそく教えてもらった方法を試してみます!」

「無理をしすぎないでね。痩せることも大事だけれど、健康が一番だから。また気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」

 軽やかな足取りでサロンを去っていくサナさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

ヨガインストラクター・ライター 高橋かなこ

 2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。

 症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

「あんしん漢方」を詳しく見てみる

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


実感!偉大なる“おばあちゃんの3大教え” 2022.6.14(火)
 おばあちゃんっ子です。母が病弱だったこともあり、小さな頃からしょっちゅう祖母の家に預けられていました。大学も祖母の家か...
梅雨・台風の不快を減らしたい!1日1分の耳穴ストレッチ<前>
「梅雨の時期や台風が多い時期は、なぜかカラダの具合が悪い……」という人は、意外と多いのではないでしょうか。それは自律神経...
疲れ目対策&美鼻狙いで「耳穴ストレッチ」1日2分でOK<後>
 前編では、骨格矯正士の清水ろっかん氏の著書「『聞こえ』がよくなる! 耳穴スイッチ」(世界文化社)から、「気象病」を治せ...
髪色より眉色チェンジ!垢抜け狙いの時短メイクは目元がカギ
 メイクのテイストを変えるなら、“眉色”に変化をつけるのも人気ではあるけれど、せっかく眉を変えても「なんだか垢抜けないか...
やせたいのに食べてしまう!脱・過食は歯磨き粉を味方にする
 ダイエット中、やせたい気持ちとは裏腹に食べてしまった経験はありませんか? そのたびに自己嫌悪に陥り、さらにストレスで過...
低用量ピル愛用歴10年でドクターストップが!2022.6.9(木)
 ここ数年ですっかり身近になった低用量ピル。周囲にも「飲み始めたんだ~」と気軽に話してくれる友人が増えてきました。しかし...
梅雨の湿気で髪ボンバー!「ボサこ&ぺたんこ」お悩み別対策
 湿気の多い梅雨の季節は、髪に関する悩みが尽きませんよね。ボサボサになって広がってしまう人、うねってしまう人、ぺたんこに...
「黒目を大きく見せるメイク」習得すべし!やりがちNGも紹介
 ポイントメイクの中でも、多くの女性が重要視しているアイメイク。アイメイクのトレンドは変わっていくものの、黒目の部分が大...
万年ダイエッター卒業? 夏までに無理せず緊急ダイエット5選
 ダイエットは、女性にとって永遠のテーマです。「年中、ダイエットをしている」なんて人もいれば、なんらかの理由で「すぐに痩...
2022-06-04 06:00 ビューティー
【ドラコス3選】ギョッ!シミ・シワのケアは毎日の習慣に
 久しぶりにデパートのコスメカウンターに座って鏡を見た時に、自分の目元のくすみにギョッとしてしまいました。デパコスを買う...
「本気デートに合うバッグ」男性は金銭感覚も見てるんだと!
 大好きな彼とデートに行く時、メイクや洋服のコーディネートはばっちり決めていくのに、バッグに関してはいつもの使い慣れたも...
痩せられる人と痩せられない人には明確な“境界線”があります
 女性の多くは、ダイエットを経験しているでしょう。でも、「結果を出せた!」という人は、意外と少ないもの。どうして同じよう...
「刈り上げ女子」への疑問 伸びてきたらメンテどうしてる?
 最近増えている「刈り上げ女子」。下ろしていればいつも通りのスタイル、アップにすればクールな印象になり、2WAYのスタイ...
叶姉妹は無理でも40女のセクシーメイクは“カモメ”を意識して
 家事や仕事、子育てに奮闘する30代を過ぎ、少し落ち着いてくるのが40代。あらためて、女性としての色気や魅力を大切にして...
どうしてる? 30代40代にも多い「外出先での尿もれ」対策6つ
「尿もれなんて、年を取ってからの悩みでしょ?」と、思っている人は多いかもしれません。でも実は、出産や病気などが原因で30...
プレ更年期って何?デリケートゾーンが痒い!【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...