夫が「パパ活」してるかも…赤字でも生活水準を下げられない44歳妻の苦悩。高級車やゴルフ三昧にウンザリ

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-05-03 06:00
投稿日:2025-05-03 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

44歳、夫への愛情はゼロ

 真理恵さん(仮名)は、結婚8年目を迎えた44歳。夫のヨシツグさん(仮名)は5歳年上で、自営業をしています。

 傍目には夫婦関係は円満そうですが、真理恵さんは今、夫に大きな不信感と落胆を抱いているそうです。

「夫への愛情がゼロになってしまいました。夫の見栄っ張りがまったく直らず、家計に大きな影響が出ているんです」

 思い詰めた様子で、ぽつりぽつりと言葉を紡ぎ始めた真理恵さん。夫のヨシツグさんはコロナ禍以降、事業が低迷しているのに、浪費癖が抜けないのだとか…。

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収入より支出が上回っている状態

「最初のうちは、すぐには生活水準を下げられないだろうから、仕方ないと見守っていたのですが…。

 収入より支出が上回っている状態が、1年以上続いています。クレジットカードも身の丈に合わないブラックカードで年会費がバカ高いし、高級車をローンで乗りまわしています。

 ゴルフも最低でも月に5回。後輩にはすぐにバンバン奢っちゃう。節約しているのは私だけ。夫は自分のお財布が空になると私にカンパを要求します。情けないですよね」

 真理恵さん夫婦は共働き。夫は結婚前から自営業で、真理恵さんはフリーランスで働いています。基本的には夫婦別財布で、あらかじめ決めた生活費をお互いが負担するスタイルを続けてきました。

「子どもがいないので教育費にはお金がかかりませんが、その分を夫は貯金もせず、散財してきたって感じですね。私から見ると「不要なもの」ばかり買って…。

 それでも支出よりも収入が多いときは、まぁまぁ許せていました。でも今は、完全に赤字収支なので…」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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