美人すぎる「芍薬」はオンナの味方! じつは女性の“血”にまつわる病に効果あり

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-05-15 06:00
投稿日:2025-05-15 06:00

お庭に植えても幸せ〜

 芍薬は日当たりと水はけの良い場所であれば、次々と数が増えます。

 一斉に咲くのではなく少しずつ豪華なお花が次々と咲き続ける印象ですな。明るい半日陰でも問題なく育ちますが、大きくなるのでそれなりのスペースが必要でござんす。

 4年か5年に1度は株分けしながら秋に植え替えするのがベター。「植え替えめんどくせぇ」ならばしなくても。ただ、花付きが悪くなっても責めないであげてください。

 肥沃な土壌で水を枯らさなければそれなりに頑張ってくれると思いますよ。芍薬は水枯れと肥料枯れで完全にヘソを曲げますのでお気をつけてくださいませ。もちろん鉢植えでもOK。

 ただし夏場の水枯れはご注意を。

蕾が咲かない問題

 意外と多いクレーム案件が「せっかく蕾で買ったのに、全体が萎れて蕾がシワシワ。咲かずに死んでしまった」でございます。

 考えられる原因は2つ。

 1つ目は水揚げです。芍薬に水を上手に飲ませるための方法はいくつかあるものの、どの方法を選択するかは残念ながら、最初に仕入れたお花屋さんの選択に委ねられます。

 ですが、完全にシワシワグッタリになってしまう前ならアナタ次第で復活するかもしれません。

 1番簡単な対策はお迎え後の水切りです。

 ボールなどに貯めた水中で茎の切り口を斜めにカット。そうすると切り口の乾燥と導管に気泡が入るのを防げます。

 その際あらかじめ花首から下に向かって2、3枚の葉っぱだけを残して、後は全てカットしてください。余計な葉っぱに水や栄養与えないためです。茎を水切りしてすぐに水から引き上げず、そのままゆっくり5秒ぐらいしてから茎の半分くらいの位置まで水を入れた花瓶に入れてくださいね。

 そしてもう1つの原因は、蕾を覆った蜜が接着剤になってしまっていること。

 蕾の芍薬は、ベタベタするほどの蜜に覆われています。よほど甘い匂いがするのか、コバエがめっちゃ寄ってきます。

 それらと戦うためには、人肌程度のぬるま湯で蕾を優しく洗ってくださいませ。咲くまでに数日かかりますが、その間には蕾が乾燥してしまうぬように、霧吹きで水を与えながら様子を見ましょう。ワタクシはワイルドに水にドボンしますけど。

 花弁の色が見えるほどほころんだ蕾を購入なさるのがイチバン無難かと思います。「固い蕾がいいわ!」なんてスケベ根性出しちゃうとトホホな結果になりかねませんのでお気をつけてくださいませ。

 縁起が良い芍薬は、運気も気分も爆上がり! 芍薬の素敵な香りがアナタに高貴で優雅な時間を運んでくれますことを…遠いお空の向こうでお祈りしておりますよ〜。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


素直に言えない感謝の気持ちを「カンパニュラ」に込めて
 梅雨も近づいた、ある日の出来事。猫店長「さぶ」率いる我が花屋に、悩めるお客様がご来店でございます。 ワタクシ「何...
人生が好転するタイミングって? チャンスを逃さないために
 どん底にいるときに待ち望んでしまうのが「救いの手」。この状況から抜け出したい……誰かなんとかしてくれたら……そんな風に...
自分の魅力に気づいてない 無自覚"にゃんたま”にメロメロ
 きょうは、猫界の「イケにゃん」について考えます。  多くの雄猫を見てきて、雌猫にモテているのは、恰幅の良い喧嘩の...
同性からも距離を…“慇懃無礼な女性”が送る非モテLINEの特徴
 社会には、うわべだけ丁寧に見えて実はすこぶる失礼な「慇懃(いんぎん)無礼な人」も散見されます。こういったタイプは、自己...
無理して損してない?“強がり女子”の特徴&克服する3つの方法
 本当は大丈夫ではないのに、いつも「大丈夫!」と言ってしまう“強がり女子”。そんな彼女を見て、周囲の人は「1人でも生きて...
愛猫が誤飲疑惑!救急病院で手術してお腹から出てきたのは…
 ある朝、突然嘔吐を繰り返し、ぐったりと元気をなくした生後10カ月のメス猫・虹ちゃん。動物病院に行くも原因がはっきりとし...
仲良し家族のLINEあるある5選♡ 幸せを感じちゃう面白い内容
 多くの場合、仲良し家族はLINEグループを作っているそう。そんなLINEを覗いてみると、それぞれの家族の独特の世界観を...
生田緑地ばら苑で「ベルばら」を思う 2021.5.15(土)
 生田緑地ばら苑に行ってきました。雑木林を抜けると春のバラが豪華絢爛に咲き乱れていました。まさに秘密の花園。マスク越しに...
カギは後輩にあり!あなたが良い先輩なのかを簡単に知る方法
「自分は先輩としてちゃんとやれているのか」と考えたことはありますか?私は後輩がいる時は常に気になっていたし、考えていまし...
防波堤でほっこり"にゃんたま”君の視線の先には何がある?
 きょうは、お日様で温まった防波堤のコンクリートにぺったりお腹をつけ、ほっこりのにゃんたま君。  お饅頭みたいな平...
“母の日”にもらったカーネーション鉢を長持ちさせる6つの秘訣
 毎年母の日が過ぎて1週間ほど経ったころ、花屋には電話やご来店などでご相談にやってくる方がポツポツいらっしゃいます。「花...
スーパー&コンビニでGet!ご馳走ビール3選 2021.5.11(火)
 ビールが好きです。根っからのビール党です。「ビールはお腹がいっぱいになるから苦手」という意見がわかりません(笑)。むし...
敬遠されがち…思い込みが激しい人の5つの特徴&脱け出す方法
 何気ない人の言葉や行動に傷ついたり、落ち込んだりすることってありますよね。実は、そんな人の中には、思い込みが激しい人も...
フェチ心をくすぐる1枚! "にゃんたま”の毛繕いにドキドキ
 きょうは、毛繕い中に失礼します。視線はにゃんたま様の見事なωに一点集中。  ポロリ(こぼれ落ちる様)やチラリズム...
やりたいことがわからない…自分の「好き」を見つけるには?
 好きなことで生きていく……なんて言葉がもてはやされる昨今。そんなこと言われても、好きなことなんてわからないよ!という人...
満月と東京スカイツリーの話 2021.5.9(日)
 4月27日の満月は、ピンクムーン(Pink Moon)でした。  アメリカでは4月の満月を「ピンクムーン」と呼ぶ...