「ピリ辛薬味とうふ」食材もお皿もキンキンに冷やしてどうぞ

コクハク編集部
更新日:2019-09-03 06:00
投稿日:2019-09-03 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、暑い日にピッタリ「ピリ辛薬味とうふ」のレシピを教えていただきました。

これがあるなら暑いのも悪くない

 お店に伺ったのは、最高気温が35度を超えた炎天下の午後。空調の効いた店内でホッと一息ついたところで、「こんな日にうってつけのものを用意しました」と出してくれたのが、この一品です。

 料理を盛り付けたガラス製のお皿もキンキンに冷やしてくれている気遣いに感動。

「ポイントはお皿もお豆腐も夏野菜をふんだんに使ったタレも冷やしておくこと。それだけです」と、許さん。

 甘辛のタレに漬け込みながら、ピーマンの爽やかな苦味、パプリカの甘味、長ねぎの風味がしっかりと生きています。化学調味料を使ってないからでしょうか。野菜一つ一つの味が立ち、タレの後味もスッキリ。

 こんなオツマミとビールがあるなら、暑いのも我慢できちゃいます。

材料

・絹ごし豆腐    半丁
・ピーマン     1個
・赤パプリカ 3分の1個
・長ねぎ   2分の1本

(タレ)
・しょうゆ   100㏄
・砂糖        30グラム
・酢        15㏄
・すりしょうが   5グラム
・白ごま      10グラム
・あら唐辛子     適量
・コショウ     少々

作り方

 ピーマン、パプリカ、長ねぎをみじん切りにしてタレと和え、冷蔵庫で冷やす。豆腐にかけて完成。

本日のダンツマ達人…許聖周さん

▽ほ・そんじゅ
 1983年、東京都生まれ。高校卒業後、モランボン調理師専門学校で朝鮮料理を専攻。荒川区の有名焼き肉店で研さんを積み、2010年に独立。従来の焼き肉店の枠に収まらない、独創的なメニューを生み出す。トリュフオイルを利かせた人気メニュー「和牛モモと海老ホタテのフュージョン」などフレンチをはじめとする洋食にも造詣が深い。

▽やきにく たんせい
 許さんが10年に根津本店、15年に谷中店をオープン。化学調味料は一切使わないとあって、素材へのこだわりは人一倍。自慢の肉はA5ランクの黒毛和牛のみを使用。産地やブランドより肉質そのものを重視する。食肉卸店を営む家に生まれ育っただけに、目利きは本物。予約必須の人気店だ。谷中店はワイン、日本酒が充実する。
台東区谷中7―18―16
TEL 03・5809・0787

(日刊ゲンダイ2019年8月14日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


まろやかな甘さが日本酒に合う「ニラとオクラの梅肉和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、暑...
キュウリをおしゃれに「キュウリとゴルゴンゾーラの前菜」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
安価な食材が大変身「牡蠣もどき」で手軽に楽しむ磯の風味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
めんつゆでチョー簡単&時短!アボカドと鶏ささみのナムル
 共働き料理家のぐっち夫婦がコクハクに初登場! 美味しくて簡単なレシピは必見ですよ! 記念すべき第1回目は、女性に人気の...
ぐっち夫婦 2019-09-18 15:16 フード
「水しゃぶ豚キムチ」お手軽低温調理でしっとりとした食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
おもてなしにもピッタリ「牛赤身ロティ~アボカドソース~」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
「牡蠣の玉味噌焼き」フタ代わりに牡蠣のうま味を閉じ込める
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
「ポルポ・エ・セーダノ」独特なタコの歯ごたえの秘密は?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のイタリアン「トラットリア ブカ・...
「塩フレンチトースト」ワインに合うオトナ味のパンペルデュ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
甘辛い味付けがやみつきになる「手羽中のコックオーヴァン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
「マグロブツのニラ醤油和え」ひとひねりしたタレが美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商店」の酒井英彰さんに、...
簡単だけど奥深い味「アンチョビー入りガーリックトースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
カッテージチーズをかけるだけ…究極の「簡単カプレーゼ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
和と洋をミックス「牛肉とジャガイモのすき焼き風ミルク煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
まるでステーキ! 分厚さが魅力の「ポークのしょうが焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
白ワインに「モルタデッラとタレッジョのクロスティーニ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...