「君は夜空に浮かぶ光」夢追いヒモ男にブチギレ! 追い出された彼氏のポエミーな反論。魂が…って何それ?

おがわん ライター
更新日:2025-08-06 11:45
投稿日:2025-08-06 11:45
「人は夢を追うべきだ」――そんな言葉は一見美しい。だが、それが現実逃避と紙一重であることに気づくのは、いつも巻き込まれた側の人間だ。

 今回の話は、夢を追いすぎて地に足がつかなくなった“自称アーティスト男”に振り回されたユカ(仮名・31歳/メーカー勤務)のエピソードだ。

自称・表現者。初デートは下北沢のライブハウス

 相手は、マッチングアプリで出会ったカズキ(仮名・33歳)。プロフィールには「音楽活動をしています。ギターと歌で表現を続けて10年」とあり、少し尖った雰囲気が魅力的だった。やや長髪で無精ひげ、黒縁メガネをかけた風貌は、昔のミュージシャンを彷彿とさせた。

 最初のメッセージはやたらとポエミーで、「君の存在は夜空に浮かぶひとつの光」なんて送られてきた。正直、寒気がしたそうだが、「表現者ってこんなものか」と半分ネタとして受け入れた。

 初デートは下北沢のライブハウス。知人のバンドの演奏を見に行こうと誘われた。演奏は意外と本格的で、音楽にのめり込むカズキの姿は確かに魅力的だった。その勢いで、交際が始まった。

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夢追いヒモ生活がスタート

 だが、付き合ってすぐに見えてきたのは、彼の“現実感のなさ”だった。

 まず、無職。収入ゼロ。貯金もほぼない。アルバイトを勧めると「表現の時間が削られる」と即却下。どう生活しているのかと尋ねると、「音楽仲間の家に転がり込んでいたけど、今は出てきた」とのこと。つまり、家もない。

 当然の流れで、カズキはユカの家に転がり込んできた。こうして“夢追いヒモ生活”がスタートする。

 毎日ギターを弾き、曲を録音し、SNSにアップしては「まだ世に出す段階じゃない」と自己満の投稿を繰り返す。掃除も洗濯も料理も一切しない。「アーティストには自由な空間が必要なんだ」と堂々と言い放つ。

 最初は「創作に集中してるのかな」と理解しようとしたユカも、次第に疲れていった。仕事でクタクタになって帰宅しても、カズキはソファで寝転び、「今日は空気が重かったから何も手につかなかった」と呟くだけ。食べた食器はそのまま。洗濯物は溜まる一方。

おがわん
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かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

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