更新日:2025-10-25 11:45
投稿日:2025-10-25 11:45
決断しない恋人にイライラ
「お父さんを、今さらひとりぼっちにはできないじゃないですか。だから同居は、結婚の絶対条件です。今のアパートに大人が3人も暮らすのは窮屈なので、結婚と同時にもう少し広い家に引っ越したいですよね。
それなのに、タカオさんは家探しの話になるとお茶を濁してばかり。『気持ちはわかるけど…』とか『君の立場だったら、そうだろうけど…』と言うだけで、具体的な話にならないんですよね。
私と結婚したくないのかと聞いてみても、『結婚はしたい…』と歯切れが悪いんです。いい歳した大人なのに、決断もできないの? ってイラつきますね」
彩子さんは、今回が初婚となる予定ですが、式は挙げずに、フォトウェディングだけで済ませようと考えています。
フォトウエディングには乗り気なのになぜ?
「フォトウェディングも本当はやるつもりはなかったんですど。父が予想以上に私の結婚を喜んでくれているんで、だからやっぱり写真くらいは撮っておこうと、準備を進めています。
タカオさんもフォトウェディングには、すごく乗り気なんですよ。一緒に良さそうなスタジオを選び終えたところです。でもねぇ…、なぜ家探しについて渋り続けるのか、よくわかりません。
そもそも家が決まらなければ新生活を送れないから、結婚が先延ばしになっちゃうだけなのに。このままズルズルと時間が経つほど、お父さんを待たせちゃうし、早く進んでほしいんですけどね…」
老齢の親を置いて自分だけが新婚生活を送るなんて、考えられないと彩子さんは深いため息をつきました。
ではお相手であるタカオさんは、彩子さんの希望についてどう受け止めているのでしょうか。次回に続きます。
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