2. 生理って途中で止められないの?
海やプール、温泉に行く予定が入っていると「この生理を少し止めたい」と思うこともありますよね。ただし、医学的に整理を途中で止めることは不可能です。
生理は、子宮内膜が剥がれ落ちる仕組みのため、一時的な工夫でそれを止めることはできません。
2-1.「途中で止める」ことは不可能
SNSなどでは「サプリを飲んだら生理が終わった」「これを食べたら生理が止まる!」などの口コミを見かけることもありますが、それらには医学的な根拠がありません。
不要なサプリを飲むことで体調を崩す恐れもあるため、注意が必要です。
2-2.ピル服用のメリットとデメリット
一方で、低用量ピルや中用量ピルを服用すると、生理周期をズラすことは可能です。
メリットは、生理周期をコントロールできるので、旅行などの予定を立てやすいこと。また、生理痛や経血量を軽減する効果もあるため、PMSや貧血に悩む人にはおすすめです。
ただし、吐き気や頭痛、むくみなどの副作用が出る恐れがあります。
また、医師の処方が必要な薬なので、自己判断で使うことはできません。服用開始のタイミングによっては、希望通りに周期をズラせないこともあります。
こうしたメリットやデメリットを理解した上でピルを服用したいのであれば、必ず婦人科で相談してくださいね。
3. 毎月イライラ!生理の不快感への対処法
生理を止めることはできなくても、毎月の不快感を軽減することは可能です。
「もうすぐ予定が来るから、今からピルを飲んでも生理周期をズラせない」「副作用や費用の関係で、ピルの服用には抵抗がある」という人は、以下のセルフケアを試してみましょう。
3-1.からだを温める
からだの冷えは血流を悪くし、生理痛や不快感を強める原因となります。
・腹巻やカイロでおなかを温める
・温かい食べ物や飲み物を摂る
・ストレッチで血行を改善する
このような工夫で冷えを防ぎましょう。とくに、下腹部や腰を意識して温めると、痛みの緩和につながります。
3-2.食事でサポート
生理中は、からだに必要な栄養素が不足して、不調が起きることがあります。
・貧血が気になる場合:鉄分が豊富に含まれるレバーや赤身肉、ほうれん草を摂取
・イライラが気になる場合:ビタミンB群が豊富に含まれる、豚肉や大豆製品を摂取
これらのように、自分の不調に合わせた栄養素を意識的に摂りましょう。生理が始まってから食生活に気を配るのではなく、日常的に摂取することで体質の改善にもつながります。
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