遺産は私だけのもの? “超年の差婚”別れとお金のエグい話

神田つばき 作家・コラムニスト
更新日:2019-11-17 12:04
投稿日:2019-10-27 06:00
 33歳で58歳の男性と超年の差婚をしたA子さん。夫は小さいながらも会社の経営者、専業主婦として不自由なく暮らしていたA子さんは、結婚7年目に夫が65歳で急死して現実に直面。当座の必要なお金をおろしに行った銀行で、死亡した人の口座は遺産相続まで凍結すると告げられてしまったのです。

夫が亡くなった日からはじまるお金の管理をプロに任せる

 夫が救急車で運ばれた病院の支払いや、お通夜のお坊さんへの謝礼と戒名代は、何とか自分の貯金をかき集めました。でも、葬儀会社からの請求は告別式から1週間以内の振込指定だったので、半額以上を集まった香典でまかなうことができました。しかも、通夜に駆け付けてくれた行政書士が預金凍結の解除手続きを引き受けてくれたのです。夫が会社を起ち上げたときからの付き合いで、信用できる人物でした。

 A子さんは葬儀後、そのまま行政書士に相続手続きをすべて任せることにしました。というのも、相続人は故人が亡くなったことを知った日の翌日から10カ月以内に相続税の申告をしなければならない、という法律があるからです。相続人が何人いる、財産は何がどれだけある、ということを税務署に報告して、相続税の金額を決めてもらい、税金を支払うのです。

神田つばき
記事一覧
作家・コラムニスト
離婚と子宮ガンをきっかけに“目がさめて”、女性に生まれたことの愉しみを探そうと緊縛写真のモデルとライターに。私小説「ゲスママ」、女性の悩みや疑問を解き明かすコラム「性に纏わるあれこれ」
イベント「東京女子エロ画祭」「親であること、毒になること」などの企画も。X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


負のスパイラルにはまる…男性にとって“サイズ”は死活問題
 前回、相談所を介して女性を食いまくる男性がいるという話をしましたが、「お付き合いを始めても、女性側からお断りすることが...
モテないから? カラダ目当てで相談所に来る男性にご用心
 相談所で、よそに所属していた女性からこんな質問があったそう。 「あの……、いつも会って2回目には男性のお部屋に...
態度も悪ければ言葉のセンスも…女性に“逢いたい”は絶対NG
 目も合わせずたばこをふかし、婚活パーティーなのにお酒で赤ら顔……JR保線部署に勤める45歳の男性。2次会に行くと外国人...
プチモテ期がきたと思ったのに…2次会で見えた男のウツワ
 前回のパーティーでの取材を生かして、オーバー40歳のパーティーに参加。グループトークのおかげであまり話さずにニコニコし...
やっぱり直接会わなきゃ!40代向けパーティーに潜入したら
 パソコンで婚活相手を探すのと違い、ジカ当たりできるパーティーは好感触だったので、今度は40代メーンのパーティーに参加し...
個性派気取り? パーティー会場にいた残念すぎる服の男性
 会員限定の大きなパーティーに行くと、ちょっと地味だけどマジメそうな男性がいっぱい。なぜか身長の低い人が目立ちます。 ...
会員制パーティー初参加も…アピールタイムはたったの3分
 せっかく結婚相談所に入会したのにまともな男性に会えないのでは意味がないと、今度は会員限定のパーティーにチャレンジです。...
街コンで一目惚れした福山似イケメンにドン引きした理由
 婚活中と公言すると、さまざまな経験談が耳に入るようになります。街コンに行った友人(美容業・34歳)からこんな話を聞きま...
趣味は「絵画鑑賞」 ハイソで知的なメンズだと思ったのに
 第1弾の紹介書にあった男性陣の容貌にゲンナリして、その後コンタクトを断念。新たなアクションは、会員サイトからの相手探し...
見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...