クリぼっち上等!クリスマスがめんどくさい人が増えている!

内藤みか 作家
更新日:2019-12-19 13:00
投稿日:2019-12-19 13:00

パーティーの準備がめんどくさい

 クリぼっちは、突然始まったわけではありません。バブルの後、恋人がいない友人同士が誰かの自宅もしくはお店などに集まるという「クリパ(クリスマスパーティー)」の楽しみかたが始まりました。皆で鍋をつつき合えば、恋人がいないむなしさや寂しさも吹き飛ぶ、というような感じです。これが始まった頃は、男女同数が集まるトレンディードラマみたいなパーティーも多く、そこから恋が始まる人もいたのです。

 しかしその後は「女子会」などと、異性を入れない集まりで楽しむ人が増え、クリスマス女子会というものも見受けられるようになっていきました。その後パーティーすらも面倒くさがる人が出て、時代は「クリぼっち」へと向かったのです。

 この現象を後押ししているのはフジテレビで1997年からクリスマスイブに放送されるようになった『明石家サンタ』でしょう。ひとりで家でこの番組を観ていると堂々と言う人が増え、クリスマスに無理に気張らないでもいいという空気が生まれたのだと思われます。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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