「焼き油揚げとエノキの中華和え」歯ざわりも楽しめる一品

コクハク編集部
更新日:2020-03-08 06:00
投稿日:2020-03-08 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに、口の中に香ばしさが広がる「焼き油揚げとエノキの中華和え」のレシピを教えていただきました。

油揚げは両面をしっかり焼いて

 カリカリに焼き上げられた油揚げに、エノキのシャキッとした食感。歯ざわりでも楽しめる一品です。

「今回はエノキを使いましたが、シメジやエリンギなど、他のキノコを使うと、また違う食感になります。好みのキノコでいいんですよ」

 と話す富成さん。

 もちろん、味も抜群です。ゴマ油が焼き油揚げの風味を増すのか、口いっぱいに香ばしさがあふれます。箸が止まらず、ついお酒を飲む手がおろそかになりがちに……。

「ポイントはやっぱり、油揚げの焼き具合ですね。両面をしっかり焼かないと、おいしくない。あと、油揚げとエノキは冷ましてから和えてください。アツアツだと、カイワレが熱で変色してしまいます」

 特別な食材、調味料は何もありません。さっと作って、グイッと飲むべし!

【材料】

・油揚げ  3分の1枚
・エノキ 50グラム
・カイワレ 適量
・調味料
 薄口醤油 小さじ2分の1
 塩 少々
 ごま油 数滴

【レシピ】

 トースターで両面をしっかり焼いた油揚げを横半分に切ってから、縦に5ミリ間隔の細切りにする。エノキはお湯でさっと茹でる。冷ました油揚げとエノキ、カイワレを調味料で和えて完成。

本日のダンツマ達人…富成勝さん

▽とみなり・まさる
 1973年、東京都出身。調理師学校を卒業後、料亭や創作和食の店で修業を積む。2014年に「まる富」をオープン。日本料理一筋20年。

▽魚菜 まる富
 店長の富成さんが兄弟で経営している海鮮居酒屋。毎日、豊洲から新鮮な魚介類を仕入れており、日替わりで旬の食材を味わえる。酒も各種揃えており、中でも日本酒のラインアップが豊富。飲んべえたちで、いつもにぎわっている。東京メトロ日比谷線の築地駅から徒歩1分。
東京都中央区築地3―11―6 築地スクエアビル1階。

(日刊ゲンダイ2019年4月27日付記事を再編集)

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