後ろからされて…男勝りな女性が得たアンビバレンツな快感

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2020-03-12 05:56
投稿日:2020-03-11 19:00
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと主体的に性を楽しめるようになる。女性の様々な性癖に迫ります。

男勝りなのがコンプレックスだった

 男性と女性とは、本来は対等な立場であるべきだと思います。しかし、ややこしいのが性癖で、互いの格差に欲情を覚えることもある。今回は、「とにかく後ろからされるのが好き」という東 可奈さん(仮名、35歳、未婚、介護職)に話をお聞きました。

「恥ずかしながら子どもの頃からすぐ手が出る子どもで、喧嘩ごっことかチャンバラが大好きで、よく男の子を泣かせていました。高校は女子校に進んだこともあって、ずっと男性に対してなんとなく、『こんなもんか』みたいな気持ちがあったんです」

 そんな可奈さんの、男性に対する意識が変化したのは、大学に入ってからのことでした。

「大学生になって、初体験のときに後ろからされて、『うわあ、全然力で勝てないぞ!』と、ちょっと感動したんです。

 中学生までの、喧嘩で勝てた男の子とは全然違うものになった男子と対面したというか……実は、わたし、昔から男勝りなのがコンプレックスだったんです。

 だから、くみしだかれて『良かったー!私も女の子だったよー!ヤッター!!』って。この人がいたら女の子でいられるぞ、みたいな感じです」

大泉りか
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作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

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