24時間乾燥知らずの肌になりたい! 実践すべき一日3回の保湿

藤田裕美 美容師・ヘアメイク
更新日:2020-03-06 06:00
投稿日:2020-03-06 06:00
 乾燥対策には敏感になっている私たちですが、本当に今のスキンケアが合っているのか、今さら聞けないことってありませんか? もしかしたらそのスキンケアでは潤いが足りていないかも。一年中、大切な保湿ケアだからこそ、もう一度確認して今晩から始めてみましょう。

一日3回の保湿がベスト

 一日に何回保湿をしていますか? 夜寝る前だけではもはや足りません。正確ではなくても、一日に3回くらいはその季節にあった保湿をしてみると良いでしょう。一日の終わりのスキンケア保湿と朝起きてからメイクをする前のスキンケア保湿、そして外出先や夕方のスキンケア保湿の3回です。24時間乾かない肌作りを目指します!

夜のスキンケア

 一日の中で一番しっかり時間をかけて濃い保湿ケアをお肌に与えます。お風呂から出たらすぐにスキンケアをスタートします。お風呂から出た瞬間から乾燥は始まっているので、時間を置かずにすぐ、もしくは浴室内で化粧水を顔と体全体につけてから出ても良いでしょう。

 著者の場合、浴室内でタオルで抑えるように水気を取ったら、顔と体全体に化粧水をなじませます。特に乾燥が気になる時は、オイルなどのブースターをつける場合も。

 脱衣所に出たらすぐにシートパックを顔全体に貼り、その間に軽くマッサージをしながら体の保湿をして着替え、さらに髪を乾かします。

 パックをしている時間にほかのことをやってしまえば時短にもなり、その間、顔の乾燥も防いでくれます。パックの後は美容液やクリームで整えます。

 夜のお手入れは、時間をかければかけるほど翌日のお肌が応えてくれます。

 寝ている間の肌が再生する時間をしっかり活用しましょう。化粧水を手のひらでたっぷり入れ込み、それを2、3回繰り返したり、むくみ解消にマッサージに時間をかけたりして、こっくりした上質なクリームで最後にフタをしてあげます。

 もちろん上質な睡眠も保湿美肌ケアの一部です。

朝のスキンケア

 朝起きてからメイクをする前の保湿ケアは、意外とサラッと終わらせている人が多い気がします。ベタつきそう、メイクが崩れそうだから保湿はなるべく少なく、油分の多いものは避ける……などしていませんか。

 それが逆効果になっている場合もあります。保湿が足りず肌が乾燥してきたら、肌は油分を出そうとします、その結果、目元・口元はカサカサなのにTゾーンはテカったりして、メイク崩れにも繋がりかねません。

 朝、洗顔をしたら時間を置かずにすぐ保湿ケア!はいつも通りです。化粧水やオイルなどをしっかり手で包み込むようにして浸透させた後、潤いが逃げないようにクリームや下地などでフタをします。

 ベタつきが気になる場合は、夜用と日中用のクリームを使い分けるのもおすすめです。マッサージをしてあげるとお肌の血色アップとクリームもしっかり浸透するので、メイク崩れの防止にもなります。

 それでも気になる場合は、スキンケアの最後にTゾーンだけティッシュオフしてからメイクを開始してください。ファンデーション前の下地にも日中の保湿効果が入っているものが多数ありますので使わない手はないですね。

日中のスキンケア

 日中のさまざまな刺激からお肌を守ってくれるバリア機能配合のファンデーションを選ぶのが◯。

 乾燥しないためにも、リキッドタイプやクリーム・クッションタイプのファンデーションがおすすめです。

 乾燥しやすい目元などにコンシーラを使って、ミネラルタイプのパウダーやケアをしてくれるもので仕上げるのも良いでしょう。

 日中や夕方に乾燥が気になる場合は、スティックタイプやミストタイプの保湿美容液をメイクの上から施し、コンシーラーやファンデーションを薄くポンポンと馴染ませましょう。

スペシャルケア

 外側からのケアだけでは物足りない! 大事な日の為にスペシャルケアをしたい! という人は内側からのアプローチもオススメします。

 常温や白湯で水をたくさん飲むことを習慣にしたり、サプリやドリンクで補うのもいいでしょう。

まとめ

 今までの保湿ケアと比べていかがでしたか。乾燥が気になる季節だけではなく一年中24時間肌から水分を逃さないことを習慣化していきましょう。

藤田裕美
記事一覧
美容師・ヘアメイク
都内のサロンに勤務後フリーのヘアースタイリストに転向。メディア等のヘアーメイク、講師などの活動。2014年恵比寿にプライベートトータルビューティーサロンを設立。美容師免許保持。
http://starlier.jp/

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


ノーブラで外出しちまった! 周囲バレを防ぐ対処法とグッズ
 朝寝坊した日や、忙しい日々を送っている時など、ついうっかりノーブラで外出してしまったことはありませんか? 出勤中や外出...
寝癖ヤバッ!ごまかす方法&防止策をマスターして優雅な朝を
 朝起きてひどい寝癖がついていると焦りますよね。ギリギリまで寝ていたら、寝癖直しに時間がかかって大ピンチに! そんなとき...
2023-02-28 06:00 ビューティー
40代の体はまだ軽くなる! 脱プチ不調・お守りアイテム3選
 アラフォーをすぎると、仕事を休むほどの不調ではなくても、なんとなくやる気が出なかったり頭が働かなかったり……と、ちょっ...
天然パーマを直すのは無理?頑固な癖毛を扱いやすくする3TEP
 地毛がくるんとカールしてしまう天然パーマに悩んでいる人は多いのではないでしょうか? 実際に、天然パーマだと「髪の毛がま...
在宅ワークで眉毛迷子に…流行りのアイブロウアイテムに刷新
 在宅ワークで、人に合わない日々を過ごして3年弱。オシャレの手を抜いて、服や化粧品を購入する機会も減っていました。が、こ...
世にいうおしゃれ更年期!? 去年の服が似合わない原因&5つの対処法
 衣替えをするのは大変ですが、「そうだ、これ買ったんだ!」なんて忘れていた洋服と再会することもあり、ちょっぴり楽しい時間...
不安定な生理や閉経前こそ月経カップ!基本的な使い方【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
非モテ認定待ったなし! 男に誤解されやすい地雷系メイク3選
「地雷系女子」とは、見た目は可愛いのに、性格が自分勝手で自己中心的だったり、情緒が不安定で感情をコントロールできなかった...
お腹がすいた、我慢無理!おすすめの「太りにくい夜食」4選
 仕事が遅くなってしまった時や、夜中に資格取得の勉強などをしている時、どうしても夜食が食べたくなってしまう時ってあります...
冬に毎日シャンプーするのはNG? 寒い季節の正しいヘアケア
 汗をかきやすい夏は、毎日シャンプーをしている人がほとんどでしょう。でも、「汗をかかず、乾燥しやすい冬にも毎日シャンプー...
尻のおできは踊り子の職業病?穴開きクッションの世話になる
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
40代の疲れ顔を解消!ケバくならない「お呼ばれメイク」ポイント7つ
 結婚式やお祝いなどお呼ばれの席では、服装や雰囲気に負けない華やかな「お呼ばれメイク」をしていきたいですよね。でも「お呼...
更年期予防&若さを保つにはホルモンの一種「ビタミンD」【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
実はカロリーお化け!意外に高カロリーな食材&食べすぎ時の対処法
 ダイエットの大敵といえば、「おいしい食べ物」ですよね。でも、完全に我慢するのは逆にストレス……。多くの人はできるだけ低...
シリコン製グッズを制する者がしっとり肌に!手持ちの化粧品も使える
 しっとりとした肌を育むために、どんなことをしていますか? 乾燥が気になる秋冬シーズンには、普段より高保湿のコスメに変え...
毛穴詰まりが怖くて躊躇…ナイトパウダーってどうなのよ?
 みなさんは、ナイトパウダーを使っていますか? ネットでも話題になっているので、気になっている人も多いはず。でも中には「...