オリーブオイルが大活躍
カツオの刺し身や切り身の余りがオシャレなつまみに大変身。しぐれ煮にしてオリーブオイルと和クリームチーズで混ぜるだけ。日本酒が進む一品です。
「最近は一般家庭でもクリームチーズを使うようになってきましたよね。カツオの缶詰やシーチキンでも代用できます。和えるときにお好みで、サンショウの実を入れるのもいいですね」
噛んだ瞬間、クリームチーズのしっかりした酸味が引き立ちます。初めての食感にうっとり……。オリーブオイルを入れるのは、生臭みを消すためなのだそう。
「カキのオイル漬けも、“しぐれ煮”の一種。臭みを消す効果を狙っているのは同じです」
オリーブオイルは、冷蔵庫に入れると白く凝固するので、気になる人は、サラダ油で代用してみても。
【材料=2人前】
・カツオ 200グラム
・酒 大さじ1杯
・水 150ミリリットル
・濃い口醤油 大さじ2杯
・みりん 大さじ1杯
・砂糖 小さじ2杯
・しょうが 10~15グラム
・オリーブオイル 適量
・クリームチーズ 200グラム
【レシピ】
1. 鍋にカツオと酒、水、濃い口醤油、みりん、砂糖、しょうがを入れ、しぐれ煮に。
2. 鍋からカツオを取り出して水気を切り、オリーブオイルをかけてほぐす。
3. 2にクリームチーズを混ぜてラップに包み、形を整えてから、冷蔵庫に入れて冷やす。
本日のダンツマ達人…山下裕司さん
▽やました・ひろし
高知県室戸市出身。1987年、老舗旅館「城西館」に入社。食事処「思季亭」の料理長として長年活躍し、2017年から同店の料理長。
▽とさ だいにんぐ おきゃく
わら焼きカツオのタタキなど伝統の土佐料理と、高知県の食材を生かした創作料理の名店。「おきゃく」とは高知弁で酒宴のことをいう。店の1階は高知県のアンテナショップ「まるごと高知」。中央区銀座1―3―13 オーブプレミア2階。
(日刊ゲンダイ2019年8月1日付記事を再編集)
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