優しく光る植物が心を整えてくれる…快適な夏の夜の過ごし方

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-07-22 06:00
投稿日:2020-07-22 06:00

ストレスを解消する夏の夜の「ナイトグリーンウォッチング」

 夏の夜のお散歩をしたことございますか?

 緑の多い住宅街や公園などお散歩コースにもよりますが、日中とは違う空気や温度や湿度、心地よい風を感じながら歩く「夜のお散歩」はとても気持ちが良いです。いわゆる「夕涼み」でございますね。

 月の光を浴びながら、時折風に乗って漂う花や緑の香りを楽しみながらのお散歩は、ちょっとした現実逃避にも似ています。

 コロナ禍の今、できることなら人に接触しないようにと夕方からお散歩に出かけられる方々を多く見かけます。そんな人たちは我が花屋の前に立ち止まり、たくさんのキレイなお花たちにそっと触れたり香りを嗅いだりと「お散歩&花見物」を楽しんでいらっしゃいます。

 店内から漏れる柔らかい明かりに照らされた花々は、日中のそれとはちょっぴり様相を変えて穏やかな顔に変わります。

 この優しい中間照明を使った「ナイトグリーンウォッチング」がどれだけ人の心を癒していくのか、園芸療法として科学的に証明された研究結果がございました。(参考:「心と体にやさしい園芸療法」)

 温熱6要素(気温・湿度・気流・熱放射・代謝量・着衣量)を考慮して快適さを評価する、“冷温感指標(PMV値)”と言うものがございます。

 これを使って「夏の夜の緑地が人にどれだけの快適度を与えるのか」を計測する実験を行った結果、緑地アリは緑地ナシに比べると快適だと感じる時間帯が早く、18時以降から時間を追うごとにその値が上がる、ということがわかったのでございます。

 さらに、「夜間の戸外で照らされる中間照明が人にどういう影響を与えるか」という実験結果もありました。

 その結果、緑地アリの中間照明は緑地ナシ中間照明に較べると、自分の印象をポジティブに捉えることができたり、ネガティブで表面化しづらい感情状態を軽減する結果が得られ、それと同時に「活気」も刺激されるという、驚くべき研究結果を見ることができるのでございます。

 つまり、酷暑と言われるこれからの時期、できれば18時以降に緑ある戸外にて柔らかい中間照明に照らされた花や緑の中に身を置くことで、人は癒され、ポジティブになり、活力が沸いてくる……といったところでしょうか。

 これを、実践しないという選択肢があるんでしょうかね(*´∀`*)

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...
恋愛序盤の花火デートはキケン! 準備ゼロでは行かないが吉
「花火デートってドキドキする」――。この季節、誰もが期待し盛り上がる「花火大会」ですが、調べもせず安易にデートとして行く...
ピルをもらう方法と病院選びのコツ…“避妊”が理由でも良い?
 第1回「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」、第2回「ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの...
声かけが大切! 子どもの“やる気スイッチ”をONにする方法
 子どもの心スペシャリストとして子育て中のお母さんたちと接していると、「子どもにやる気を起こさせるにはどうしたらいいか?...
夏休み中の子供たち…ママのイライラが沸点に達する瞬間3つ
 ただ今、小さな子を持つ世の母たちにとって恐怖の夏休みの真っ最中!!  子供にとってはとても楽しい夏休みなのですが...
純潔と恋愛の花「ユリ」でフェロモン漂うイケてる女性に!
 突然ですが、ワタクシの家にはたくさんの「天使ちゃん」がおります。  全開バリバリ仏教徒のワタクシではございますが...
気をつけて! LINEから発生した“壮絶キャットファイト”3選
 いまやLINEは忙しい現代人には欠かせないコミュケーションツール。しかし、文字だけでのコミュニケーションは時として、リ...
チラッとアップの問題作 “にゃんたま”がツキを運んできた?
 きょうは「にゃんたま写真集」で問題作といわれた写真です。(拡大してみてね♪)  私が「にゃんたま」で開運したお話...