「握り寿司に見立てたリゾット」見た目と味のギャップに驚く

コクハク編集部
更新日:2020-11-09 06:00
投稿日:2020-11-09 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」の園田洋平さんに、お店の隠しメニューでもある「握り寿司に見立てたリゾット」のレシピを教えていただきました。

お刺身との相性もバッチリ!

 一見すると普通のお寿司ですが、米がしゃりではなくリゾットになっています。

「寿司といえば酢飯ですが、イタリアンレストランなのでリゾットで提供しています。魚との相性もバッチリです。店の隠しメニューで、ビックリするお客さまは少なくないですよ」

 意外な組み合わせですが、リゾットと刺し身のうま味が喧嘩することなくまとまっています。一般的なリゾットより水分が少ないのか、箸でも食べられるから面白いんです。

「つなぎで使用しているジャガイモが水分を吸ってくれるのでベトベトになりません。チーズも温度が下がると固まるので、より食べやすくなっています」

 お好みでジュレやイクラ、大葉を添えると彩りも豊かになります。わが家の定番おツマミになりそうな予感です。

【材料】

・インドマグロ 1切れ
・マダイ 1切れ
・炊いた米 適量
・ジャガイモ 4分の1
・鶏ガラのダシ 大さじ1
・ニンニクオイル 少々
・パルメザンチーズ 少々
・ジュレ、イクラ、大葉   お好みで

【レシピ】

(1)フライパンに炊いた米、鶏ガラのダシとニンニクオイルを入れ、混ぜながら炒める。
(2)1に茹でたジャガイモとパルメザンチーズを混ぜ合わせる。
(3)スプーンで2の形を整え、魚の切り身を盛り付けて完成。

本日のダンツマ達人…園田洋平さん

▽そのだ・ようへい
 1980年、千葉県生まれ。高校生の時に叔父叔母が長野で運営しているペンションを手伝って料理に目覚める。高校卒業後、赤坂の「グラナータ」で5年、代官山の「ASO」で2年間修業。その後、和食店やBARなどを経て現在に至る。食材を売るのではなく、技術やアイデアを駆使した料理を提供することをモットーにしている。

▽ラ コッコラ
 2010年にオープンしたイタリア料理店。新鮮な肉、魚、野菜を独自ルートで仕入れ、安価で提供。高級食材はアクセント程度で、家庭の食卓に並ぶようなありふれた食材をレストラン料理にアレンジ。人気メニューは「生うにのスパゲティー」(時価)。シェフのおまかせコース(5品、飲料別)は3000円からだ。渋谷区神宮前3―42―3 林ビル2F。

(日刊ゲンダイ2019年11月12日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「冷しゃぶのさっぱり野菜ソースがけ」簡単なのにひと手間感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、ソースが...
デニーズの新モーニング、気配りがニクい!味・ビジュ・コスパの三方良し
 一日の計は朝ごはんにあり! 3月5日に、メニューの改定が行われたデニーズでヘルシー&おしゃれなモーニングを見つけました...
ファミマのPBと「神の雫」が合体!“名ばかりワイン”か否か購入ルポ
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-04-10 06:00 フード
スープも絶品「3種の貝のビール蒸し」いろんな銘柄でお試しあれ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと...
「パルミジャーノサブレ」おなじみの粉チーズが簡単おしゃれに変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は京都・梅小路京都西の「西洋茶屋 山本」の山本智弘...
「紫キャベツのアチャール」はスピードが命!クミンシードで酒が進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと...
“パン賢者”木南晴夏さんイチ押しの「キャロットケーキ」にありつけた!
 パン好きな女優といえば、木南晴夏さん。木南さんイチ押しの“神奈川NO.1店のキャロットケーキ”にありつく日を虎視眈々と...
“おいしくない”ペットボトルワインが進化していた!アレンジもご紹介♡
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-03-27 06:00 フード
山形県民の常備ソウルフード「味染み玉こんにゃく」はあたりめがマスト!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...
これぞ正真正銘のジンジャーライス! ショウガ好きも満足させる唯一のコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・芝大門の「都映」の水谷大輔さんに、This...
ベトナムの定番「茹でキャベツ×茹で卵のヌックマムだれ添え」はヘビロテ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の「ベトナム料理★ビストロ オーセンテ...
KALDIのいちごスイーツALL500円以下!春満喫、レジ前まで気が抜けん
 まだまだ寒い日もありますが、ふいに花の香りが漂ったり、日の長さにハッとしたりと、着々と春が近づいてきているのを実感しま...
春満喫!KALDIで発見♡“お花見”ロゼワイン、1000円以下のお手頃価格
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-03-18 18:14 フード
安いお肉が…!「鶏むね肉の酒蒸し」ぱさぱさ回避、しっとりのコツは余熱
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...
「ファミマのPB赤」が高級すぎる、ローソンの爆バズりワインより凄い!
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-02-28 06:00 フード
うま味爆弾!のりの佃煮バターパスタ。ズボラ飯こそ最強!!
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れる、まんぷく連載「およねの爆速!...
およね 2024-02-26 06:00 フード