健康志向の人に作ってほしい「豆腐と牛ほほ肉のロースト」

コクハク編集部
更新日:2020-11-28 06:00
投稿日:2020-11-28 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」の園田洋平さんに、コトコト煮込んだ「豆腐と牛ほほ肉のロースト」のレシピを教えていただきました。

ちょっと食べ過ぎても大丈夫

 冷ややっこや揚げ出し豆腐などツマミの定番である豆腐。時間はかかりますが、とろっとろの牛ほほ肉と合わせるとワンランク上のツマミになります。作ってみる価値はあるはず。

「最近は健康に気を使っているお客さまが多く、ほほ肉はパンより豆腐に添えるほうが人気です。店では豆腐よりも肉の量を多くしているのですが、ご家庭のツマミなら豆腐の量を増やしてもいいのでは」

 若者の酒離れがいわれて久しいですが、園田さんも日々、感じているそう。

「今やお酒を飲む若者は貴重な存在ですね。もっとも体を壊して飲まなくなったら元も子もありません。ヘルシーな料理を考え続けるのは大切なことです」

 これなら多少の食べ過ぎでも大丈夫ですね。

【材料】

・牛ほほ肉 100グラム
・木綿豆腐 半丁
・香味野菜 50グラム
・キノコ 50グラム
・赤ワイン 30㏄
・フォンドボー 100㏄
・醤油 少々
・小麦粉 少々
・塩 少々
・コショウ 少々

【レシピ】

(1)牛ほほ肉を香味野菜、赤ワイン、フォンドボーと一緒に鍋に入れて3時間煮る。
(2)1のほほ肉と塩コショウした豆腐に小麦粉をまぶして焼く。
(3)2に炒めたキノコを盛り付けて醤油をかけて完成。

本日のダンツマ達人…園田洋平さん

▽そのだ・ようへい
 1980年、千葉県生まれ。高校生の時に叔父叔母が長野で運営しているペンションを手伝って料理に目覚める。高校卒業後、赤坂の「グラナータ」で5年、代官山の「ASO」で2年間修業。その後、和食店やBARなどを経て現在に至る。食材を売るのではなく、技術やアイデアを駆使した料理を提供することをモットーにしている。

▽ラ コッコラ
 2010年にオープンしたイタリア料理店。新鮮な肉、魚、野菜を独自ルートで仕入れ、安価で提供。高級食材はアクセント程度で、家庭の食卓に並ぶようなありふれた食材をレストラン料理にアレンジ。人気メニューは「生うにのスパゲティー」(時価)。シェフのおまかせコース(5品、飲料別)は3000円からだ。渋谷区神宮前3―42―3 林ビル2F。

(日刊ゲンダイ2019年11月15日付記事を再編集)

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