幼稚園と保育園どっちがいい?働くママが感じる違い&選び方

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2021-02-09 06:00
投稿日:2021-02-09 06:00

幼稚園&保育園を選ぶ上で大切なポイント

 我が子を数年間通わせる大切な「園」。選ぶ上で、働くママがチェックしておくべき大切なポイントをご紹介します。

親がストレスなく通わせられるか

 大きなチェックポイントとしては、親がストレスなく通わせることができる園かどうか、という点。

 たとえば、「教育面が充実している」といって家から遠い園を選んでしまうと、毎日の送り迎えを負担に感じてしまうはずです。バスがある幼稚園なら利用する手もありますが、仕事があると降園時間には間に合いませんから。

 そもそも、親の仕事を考慮してくれる保育園を最初から選択するのもありですね。幼稚園では平日に行事が入ることも多いですし、「お盆休みは預かりません」というところがほとんど。仕事に支障が出ないかどうかも、確認しておきましょう。

園の基本理念、雰囲気を好きになれそうか

 実は、園の基本理念や園風はママの生活にも大きく関わること。たとえば、“泥んこ遊びなどで自然と触れ合うこと”を推奨する保育園に入れたママ友は、「毎日パンツまで泥だらけ……」と、山のような洗濯物に辟易していますし、給食がない幼稚園に入れたママ友は、お弁当作りを負担に感じていたりもします。

 幼稚園や保育園の園風はさまざま。「我が子に合っているか」という目線はもちろん大切ですが、ここでも親目線で、園の特徴や雰囲気を好きになれそうかを見てみましょう。

幼稚園ならプレスクールで様子を見るのが◎

 幼稚園への入園を考えるなら、プレスクールで様子を見るのが◎。園風をチェックできますし、働くママがどのくらいいるのかを事前に知ることができるため、なにかと安心です。

 ただし、人気のある幼稚園はプレスクールの競争率も高いため、希望する園があるなら、「再来年から幼稚園」という早めのタイミングで動き始めましょう。入園受付の際、プレスクールに通っていたご家庭を優先して入園させる園も多いです。

 ただし、プレスクールは平日に行われるのが難点。パパと交代で有給を取って参加しているご家庭もありますが、仕事との兼ね合いを事前にチェックしておく必要があるでしょう。

保育園は入れない場合もあるので注意

 保育園に関しては、希望する園に必ず入れるわけではありません。実際、「保育園に入れなかったから、仕方なく幼稚園に通わせている」というママもいます。

 そう考えると、保育園に通わせる前提で考えていたとしても、第二、第三の選択肢として幼稚園を入れておくのはありでしょう。費用面では、無認可保育園よりも安い場合がほとんどです。

 お住まいの自治体や、ご家庭の状況によっても異なるため、産休が終わって職場復帰が決まっている方は、早めにリサーチすることをおすすめします。

子どもはすぐに順応する! 親目線で決めても良いのかも?

 個人的な見解ですが、結論から言うと「幼稚園でも保育園でも、どちらでも良い」と思います。子どもの順応性は高いため、どんな園であっても“住めば都”で、あっという間にお友達と楽しく遊ぶようになります。ただ、大人はそうはいきません。

 働きながら子どもを通園させるのは、本当に大変です。さらには、ママ友関係を良好に保つことや、PTAのようなミッションをこなさなければならない可能性が出てくるのです。 

 だからこそ、親目線で「何年もここに通いたいか」と、考えても良いのではないでしょうか? 思い描く理想を大切にするもよし、現実との兼ね合いで妥協をしてみるのもよし。自身のストレスを減らすことが余裕を生みますし、我が子とのコミュニケーションの充実にもつながると思います。ぜひ、参考にしてくださいね!

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ライフスタイル 新着一覧


薬はちゃんと飲んでいるのに…突きつけられた残酷な検査結果
 潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進...
ウイルス騒動で休校 自宅にいる子どもを賢く育てる読書法3つ
 いきなり休校となり、子どもが自宅にいる。そんな状況になっている家庭が多いようです。学校の授業がない代わりになにかで勉強...
シッポでバランス!二足歩行も夢じゃない美姿勢“にゃんたま”
 二足歩行の猫といえば!ドラえもん♪  ドラえもんは猫型ロボットなので除外すると、スタジオジブリ「猫の恩返し」のバ...
モテないわけじゃないけど…危険なクズ男を引かない方法とは
 別にまったく声かけられないわけじゃないし、むしろデートのお誘いも来る。そんなにモテないわけじゃないけど、幸せになれない...
おこもり日こそ…掃除と片付けでストレス発散&お家スッキリ
 片付けや掃除のコンテンツがあふれている昨今。片付け・掃除のブームを通じて、もうある程度のコツはわかっているはず。時間が...
コロナウイルスなんかに負けてたまるか!免疫力と花のお話
 コロナウイルスにより我々の生活は今まさにひっくり返ったような状態でございます。ワタクシたちお花屋さんにしてみれば、様々...
マンション買うならどっち?キラキラの新築or価格の安い中古
 尊敬するキャリアウーマンの先輩がマンションを購入した。理由を聞いたら「毎月、家賃を払い続けるのはもったいないし、私自身...
気になる彼の性格がわかっちゃう?本邦初“にゃんたま”占い!
 猫の肉球で性格や相性を占う「肉球占い」というものがありますが、きょうは本邦初「にゃんたまω占い」をやってみたいと思いま...
外出自粛の中…マッチングアプリはどんな状況か見てきました
 ウイルス騒ぎで外出を自粛しているかたも多いと思います。外に出かけられないと退屈してしまいますよね。みんなお家でヒマして...
新型コロナ対策で「共倒れしたくない妻」の家庭内強化策
 新型コロナウイルスへの警戒が、日に日に強まっています。時差通勤やテレワーク、休校…と強い警戒のさなか、家庭内での対策に...
家で過ごす時間が増えたなら…今すぐできる簡単美容ケア5選
 猛威を振るう新型コロナウイルス。自宅勤務命令や、感染予防のために外出が減ったという方も多いのではないでしょうか。そんな...
CT検査でも異常なく民間療法に頼るも…バセドウ病が再び悪化
 潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進...
漁港の人々の愛情がいっぱい詰まった?ご立派“にゃんたま”
 春の風が吹く、小さな漁港。  人気の「地魚食堂」の勝手口で、にゃんたま君と出逢いました。  食堂で働くおば...
男性の好意に引いてしまう…追いかける恋愛しかできない心理
 心の安定のために彼氏は欲しいけど、いざ出会ってみると男性のアピールにうんざり。うまくフェードアウトすることを考えて、都...
女性へのちょっとしたプレゼント7選♡ 選び方のポイントは?
「先輩女性に重くならずにお礼を伝えたい」「女友達に手土産を持っていきたい」、そんな“ちょっとしたプレゼント”に何を選ぶか...
イケてる花束の注文方法とは? 花屋がコツを伝授します
 猫店長「さぶちゃん」率いるワタクシのお花屋さんに、今日もモジモジと悩めるお客様がいらっしゃいました。わがお店は、ロマン...