万能の黒こしょうソースと「豚三枚肉とズッキーニのソテー」

コクハク編集部
更新日:2020-08-17 06:00
投稿日:2020-08-17 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真子さんに、ワインが進む「豚三枚肉とズッキーニのソテー 黒こしょうソース」のレシピを教えていただきました。

ひきたての黒こしょうでグレードアップ!

合う酒=赤ワイン、ビール(C)コクハク
合う酒=赤ワイン、ビール (C)コクハク

「豚肉はもちろん、シンプルに焼いた鶏肉や牛肉、エビやホタテ、イカなどの魚介や野菜にもぴったりの万能ソースです」と阿部シェフが教えてくれたのは、黒こしょうのソース。

 黒こしょうとにんにく、オリーブオイル、塩で作ったペースト状のソースですが、豚肉にほんの少しつけただけでも、これがけっこう辛い! そして思わずグラスに手が伸びます。

「辛いなと思ったら、お酒をゴクッ。そういう流れの料理です(笑い)。けっこうパンチがあるので、ワインは穏やかなロワールの赤で包み込んであげる感じの合わせ方がいいと思います」と鳥山さん。

 黒こしょうソースのポイントは、にんにくを茹でこぼしてくさみと辛味を取ることと、できればひきたてのおいしい黒こしょうを使うこと。

「おつまみを簡単においしく作る近道は、いい調味料を揃えることだと思います。それだけで、缶詰でも普通の素材でも、味のグレードがワンランク上がります」

【材料】

・豚三枚肉 200グラム
・ズッキーニ 2分の1本
・黒こしょうソース(粗びき黒こしょう5グラム、にんにく10グラム、塩ひとつまみ、オリーブオイル大さじ1) 適量
・塩 適量
・オリーブオイル 適量

【レシピ】

(1)黒こしょうソースを作る。にんにくは皮をむき、芯をとって水から3回茹でこぼす。ボウルに入れてすりつぶし、その他の材料を加えて混ぜる。
(2)豚三枚肉は軽く塩をふり、オリーブオイルを熱したフライパンできつね色になるまで焼く。ズッキーニも同様に焼く。
(3)2を皿に盛り付け、1のソースを添える。

本日のダンツマ達人…阿部真子さん

▽あべ・まさこ
 1986年、東京都生まれ。そば職人の父と料理好きの母のもとで育つ。高校卒業後、料理の専門学校を経て、19歳で東京・中目黒の「レストラン ムッシュヨースケ」に就職。9年の修業を経て、2014年6月にオーナーの鳥山由紀夫さんが外苑前にオープンした「アミニマ」のシェフとなる。

▽ アミニマ
 東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口から徒歩6分。ワインとフランス家庭料理が気軽に楽しめるパリスタイルのバー・ラ・ヴァン(ワインバー)。ワインはボトルのほか、グラス12種。カウンター6席、テーブル12席、大テーブル6席があり、ひとりでも、友人とでも、グループでもOKの使い勝手のよさが魅力。東京都渋谷区神宮前2―5―6 アマデウスハウス1階。

(日刊ゲンダイ2018年8月9日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


レモンの風味が初夏にピッタリ「ヤム・プラームック」でビールをグビリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック...
【新宿参戦】評判の餃子食べ放題&のみほ!40女達は2時間で何個平らげた
 今月からコクハク編集部に新しい仲間が増えました。記念すべき第1回作戦会議の場は、東京・新宿西口のネオン街。 「いい企...
揚げエビ×ニンニクは正義!「クンニム・ガティアム」辛みが苦手な人も◎
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック...
KALDIの特売白ワインが神旨!たまごサンドに合うワインってどんな味?
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-04-24 06:00 フード
JR新宿駅構内イイトルミネで大行列!「羅家 東京豚饅」は何十分並ぶ
 都内話題のグルメスポットといえば、ここ。4月17日にオープンしたばかり、JR新宿駅のエキナカ商業施設「イイトルミネ(E...
飲みながら作っちゃう? タイ版“酔っ払い炒め”こと「パッキーマオ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック...
タイ風鶏から揚げ「ガイ・ガティアム」ビールが止まらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック...
「冷しゃぶのさっぱり野菜ソースがけ」簡単なのにひと手間感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、ソースが...
デニーズの新モーニング、気配りがニクい!味・ビジュ・コスパの三方良し
 一日の計は朝ごはんにあり! 3月5日に、メニューの改定が行われたデニーズでヘルシー&おしゃれなモーニングを見つけました...
ファミマのPBと「神の雫」が合体!“名ばかりワイン”か否か購入ルポ
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-04-10 06:00 フード
スープも絶品「3種の貝のビール蒸し」いろんな銘柄でお試しあれ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと...
「パルミジャーノサブレ」おなじみの粉チーズが簡単おしゃれに変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は京都・梅小路京都西の「西洋茶屋 山本」の山本智弘...
「紫キャベツのアチャール」はスピードが命!クミンシードで酒が進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと...
“パン賢者”木南晴夏さんイチ押しの「キャロットケーキ」にありつけた!
 パン好きな女優といえば、木南晴夏さん。木南さんイチ押しの“神奈川NO.1店のキャロットケーキ”にありつく日を虎視眈々と...
“おいしくない”ペットボトルワインが進化していた!アレンジもご紹介♡
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-03-27 06:00 フード
山形県民の常備ソウルフード「味染み玉こんにゃく」はあたりめがマスト!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...