「ピーマンサラダ」もちもち&シャキシャキ感のマリアージュ

コクハク編集部
更新日:2021-03-02 06:00
投稿日:2021-03-02 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・荻窪の立ち飲み居酒屋「上荻一丁目酒場」の齋藤歩さんに、もちもちシャキシャキの「ピーマンサラダ」のレシピを教えていただきました。

ポテサラの具はシンプルにイモのみ

 店を訪れた客のほとんどが頼む名物メニュー。立ち飲みのスタイルに合わせて、箸を使わずに片手でつまんで食べられます。これで1つ150円。スターターとしては理想的なツマミです。

 具材のポテサラに使うジャガイモは、福島県の奥会津に住む祖父母から送られてくるそう。品種はその時々で替わりますが、味は一級品です。

「今は自分たちと近所の人や親戚が食べる分しか作ってませんが、米や野菜のほかに味噌も手造りしていて、みんなおいしいんです」

 ポテサラの具はシンプルにイモのみ。タマネギやニンジンなど余計なものは入れません。

「その方がもちもち感が際立ち、生のピーマンのシャキシャキ感との“マリアージュ”を楽しめると思います」

 マヨネーズでサンドするから、味付けもほとんどしないのがコツ。

 最後にかける黒コショウは気持ち多めに。その方が味のアウトラインが明確になります。

材料

・ピーマン
・ジャガイモ
・マヨネーズ
・黒コショウ

レシピ

(1)ポテトサラダを作る。ジャガイモを茹でて、竹串が通るぐらいの軟らかさになったらボウルに取り、マヨネーズをほんの少しだけ混ぜて潰す
(2)ピーマンのヘタの部分を切り落とし、マヨネーズ、ポテトサラダの順に詰め、最後にマヨネーズでフタをして黒コショウをふる

本日のダンツマ達人…齋藤歩さん

▽齋藤歩(さいとう・あゆむ)
 1987年、新潟県生まれ。不動産会社のサラリーマンを経て、5年前の28歳の時に夢だった店をオープン。「料理は好きじゃない」と言いながら、時間があれば他店を回り、手間やコストをかけずに作れるうまいツマミを研究している。人見知りだが気さくな人柄で飲み仲間も多い。愛称は「あぶ」。

▽上荻一丁目酒場(かみおぎいっちょうめさかば)
 2016年にオープンした立ち飲み居酒屋。1000円程度で楽しめる“センベロ”の代表格で、地元の常連客を中心に賑わう。ホワイトボードには100~300円台のメニューがずらり。「こういうものを食べたい」という客のリクエストに応え、試行錯誤の末に定番となったメニューも少なくない。テーブルの上に置かれた割り材を自分で入れるポン酢サワーも人気。杉並区上荻1―11―4。

(日刊ゲンダイ2021年2月23日付記事を再編集)

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