アラフォー妻の告白「既婚者合コン」で夫以外の男性に……#2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-06-04 06:00
投稿日:2021-06-04 06:00

ホテルでの逢瀬

――続けてください

「指定された部屋に入るなり、『久しぶり、今日はありがとう』と笑顔で迎えてくれました。時刻は平日の十八時。窓の外はオフィスビルが林立し、せわしなく働いているビジネスマンの姿が見えました。室内の中央にはキングサイズのベッドがあり、窓際には高級感ある大きなソファーとガラスのテーブルが設えてあります。

 ソファーに並んで座り、コーヒーを飲んでいると、ふいに肩を抱かれました。その後、彼の顔が迫ってきて、あっと思う間もなく唇が重ねられて……。最初こそ、小鳥がついばむような優しいキスでしたが、徐々に舌を絡めあう濃厚なものになっていきました。互いの吐息がぶつかり合い、彼の手が乳房に伸びてきて……。

 私「ン、ンンッ」と甘い声であえぎました。

 もちろん、拒絶の声じゃありません。乳房を揉みしめる力が次第に強くなってきて……ブラの中の乳首がキュッと硬くなるのを感じて――。

 彼がスカートの中に手を入れようとしたとき、私『シャワーを浴びさせて』と言ったんです。出かける際、シャワーは浴びてきましたが、少しでも綺麗な体を愛されたくて。

 で、彼に『わかった』と言われて、シャワー室に入りました。裸になり備え付けのボディーソープで念入りに体を洗い、歯も磨いて、その後ふかふかのバスローブをまといました。彼に脱がされると思ったランジェリーは、自分で脱いでしまいましたが(笑)」

生の乳房を揉みしだかれ…

――続けてください

「その後、彼もシャワーを浴びました。私はベッドの中でドキドキしながら背中を丸め、身を縮ませていましたね。やがて、シャワー音が消え、バスローブ姿の彼が近づいてきたんです。

 ベッドに入った彼は、背中を向けた私を後ろから抱きしめ、うなじにキスしてきて……そのうち、彼の手が乳房を揉みしだいてきました。先ほどとは違う、生の乳房です。

 やわやわと揉みこねられ、時おり乳首をキュッと摘ままれて……あまりの心地よさに「ああ、いい……」と、久ぶりに男性に触れられる悦びに耽溺したんです。

 やがて、私は仰向けにされました。バスローブがはだけて露出した私の乳房を見るなり、彼は『キレイだ』と褒めてくれて、乳首を口に含んだんです。

 チュッと吸われ、生温かな舌で乳首を転がされる心地よさに、私は肩を震わせました。性感が研ぎ澄まされた体の奥から、熱い蜜がじんわりとあふれてくるのが分かったんです。

 気づけば、私は彼の頭を掻き抱いて、乳房を押しつけていました」

 続きは次回。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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