正しい湯シャンのやり方♡ メリット&デメリットや疑問を解説

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2021-06-20 06:00
投稿日:2021-06-20 06:00
 タモリさんや福山雅治さんなどの芸能人が行っていることでも話題の「湯シャン」。ナチュラル志向の人の間で、広がりを見せていますよね。でも、興味が湧いても「本当にお湯だけで汚れは落ちるの?」「臭くなりそう」と、なかなか踏み出せない人も多いようです。そこで今回は、正しい湯シャンのやり方や、メリット&デメリットをご紹介します!

「湯シャン」とは?

湯シャンに挑戦(写真:iStock)
湯シャンに挑戦 (写真:iStock)

「湯シャン」とは、シャンプーや石鹸などを使わずに、お湯だけを使って洗髪すること。ノーシャンプーの略で「ノープー」とも呼ばれます。

 実は、毎日使う一般的なシャンプーには界面活性剤という成分が含まれています。頭皮の汚れを落とすためには必要なものなのですが、場合によっては頭皮や髪の油分を落としすぎてしまうことがあります。その点、お湯だけで刺激のない湯シャンなら、「頭皮や髪の潤いを保つことができる!」と、人気になっているのです。

正しい湯シャンのやり方! 4つのポイント

 それではさっそく、正しい湯シャンのやり方をチェックしていきましょう!

1. 粗めのブラシで毛先から髪をブラッシングする

よくブラッシングしてから(写真:iStock)
よくブラッシングしてから (写真:iStock)

 湯シャンをする前には、必ずブラシで髪をブラッシングしておきましょう。あまり意味がなさそうに見えますが、事前に汚れを浮かして取りやすくなりますし、湯シャンの最中に髪が絡まりにくくなるという効果があります。

 コツとしては、粗めのブラシを使って優しくブラッシングすること。髪が長い人や、絡まってしまう人は、毛先から少しずつブラッシングすると、絡まりづらいですよ。

2. 38〜39度のお湯で5〜10分程度すすぐ

 ブラッシングが終わったら、38〜39度のお湯でしっかり頭皮や髪をすすいでいきます。指の腹を使って、頭皮を中心に揉んだり撫でたりするように洗っていきましょう。湯シャンでは頭皮の皮脂をしっかり落とす必要があるため、普通のシャンプーよりも時間をかけて丁寧に洗うのがポイント。

 どうしても絡まりやすいので、髪にはあまり触らずに頭皮を洗うイメージで行うのが大切です。また、頭皮が傷つかないように、爪を立てたり強い力で洗ったりするのは避けましょう。目安の時間ですが、初心者なら10分程度じっくり時間をかけて行いましょう。慣れてきたら、5分程度できちんとすすげるようになります。

3. タオルドライしてすぐドライヤーで乾かす

 湯シャンが終わったら、タオルで髪の毛を挟むように優しく水分を吸い取っていきます。ある程度水分がなくなったら、すぐにドライヤーでしっかり乾かしましょう。髪が濡れた状態だとキューティクルが剥がれやすくなっているため、ダメージが加わりやすいです。

 乾かす時は、爪を立てずに髪の根元を乾かすイメージでドライヤーを当てていきましょう。

4. 週に一度のオイルクレンジング

椿オイルがおすすめ(写真:iStock)
椿オイルがおすすめ (写真:iStock)

 湯シャンのみで過ごしていると、皮脂が溜まってしまうことがあります。そのため、週に一度はオイルを使ってクレンジングをするのがおすすめ。おすすめは「椿油」です。

 500円玉大をブラッシング後の乾いた地肌に塗り、5分ほど放置したら、ゆっくり頭皮をマッサージしましょう。そして、お湯を使ってしっかり頭皮を揉み洗いしていきます。

 この時、べたつきが気になる人は、薄めたシャンプーを髪の毛だけにつけて流してもOKです。頭皮につかないように注意してくださいね。慣れてきたら、湯シャンのみで落としていきましょう。

湯シャンのメリット&デメリット

慣れるまではちょっと気になるかも…(写真:iStock)
慣れるまではちょっと気になるかも… (写真:iStock)

 湯シャンのやり方をご紹介しましたが、実は湯シャンにもシャンプーと同じように、メリットとデメリットがあります。湯シャンを検討しているなら、しっかり理解してから始めてくださいね。

湯シャンのメリット

 まずは、湯シャンのメリットを見ていきましょう。

・頭皮の皮脂コントロールが、正常になる
・皮脂を洗い流さないことで、自然なツヤを取り戻せる
・シャンプー代が節約できる
・頭皮が健康になることで、抜け毛や白髪を減らせる可能性がある

 今まで、シャンプーのダメージによって髪や頭皮が荒れた経験がある人、1日洗わないだけでテカテカになり頭が痒くなってしまう人は、湯シャンに切り替えることで悩みを解消できるかもしれません。かゆみやフケは、頭皮環境があまり良くない証拠だと言われています。健康な頭皮を取り戻すのに、湯シャンはとてもおすすめですよ。

湯シャンのデメリット

 一方、湯シャンにはデメリットもあります。

・スタイリング剤を使えなくなる
・間違ったやり方をすると、頭皮トラブルが起こる場合がある
・慣れるまでは、テカリや臭いが気になる
・皮脂を洗い流すのに時間がかかる

 湯シャンは、普段からスタイリング剤が欠かせない人や、湯シャンに時間をかけたくないと思っている人にはあまり向いていないかもしれません。シャンプーなしで皮脂を落とすのには、少なくとも5分以上の時間が必要です。また、間違ったやり方をすると、結局、頭皮トラブルを引き起こす可能性がある点は、頭に入れておくべきでしょう。

湯シャンは正しいやり方をマスターすることが大切!

湯シャンで自然なツヤ髪に♡(写真:iStock)
湯シャンで自然なツヤ髪に♡ (写真:iStock)

 自然派志向の人やエコを推進する現代に、湯シャンはとても合っているように思えます。ただ、正しいやり方をしなければ、結局シャンプーのようにトラブルの原因を作ることにもなってしまうので注意が必要。

 興味がある人は、ぜひ、この記事を参考に正しい湯シャンのやり方をマスターして、健康的な頭皮を取り戻してくださいね!

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


40代女が陥りやすいショートヘア失敗回避策 我慢すれば済む話ではない
 流行りのショートヘアで、小顔を目指すつもりが、「思ってたのと違う!」と鏡の中の自分にツッコミを入れる女性は多いようです...
40代でも絶対に諦めない! パサつき原因&ツヤ髪を取り戻す4つの習慣
 40代以降の見た目年齢を決める大きな要素が、髪の毛です。40代を超えると、髪がパサつき、白髪も増え、残念な印象に……。...
美髪の秘訣はマヨネーズでマヨシャン!? 人には言えないオモロ美容法6選
 世の女性の多くは、綺麗になるためにいろいろな努力をしています。筋トレやスキンケア、エステなど、良いと言われたものはすべ...
今さらですが「ヌン活」ってなに? 赤っ恥をかかない服コーデの正解
 肌寒くなってきたこの頃、秋本番です。秋といえば、グルメやスイーツですが、より優雅に雰囲気まで味わうなら「ヌン活」がおす...
性交渉でできもの!?【専門家監修】デリケートゾーンの異変とケア方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ショック! まつ毛サマがごっそり抜けた…今すぐ見直したい5つの悪習慣
 洗顔やメイクの際、まつ毛がごっそり抜けた経験はありませんか? 突然抜けたら、誰だってびっくりしますよね。「どうしよう…...
40代はVIO脱毛のやり時!でもアンダーヘアどこまでなくそうか問題が…
 アンダーヘアを脱毛する若い女性が増えていますよね。でも、40代を過ぎるまで自然体で過ごしてきた女性にとっては、どこまで...
40代おブスアイメイク、同じアイシャドウでも塗り方で激変するテク3選
 アイメイクには、欠かせないアイシャドウ。毎日のメイクにおけるマストアイテムであるにもかかわらず、塗り方を間違えてしまう...
仕事終わりに突然のお誘い…ってか合コン!? ボロボロ姿を一瞬で整える法
 社会人生活を過ごしていると、「今日、◯◯社の人たちと飲みに行かない?」と仕事終わりに突然のお誘いが舞い込むことがありま...
40代でニット帽?ちょっと待った!今年こそ卒業を考えたほうがいい理由
 秋めいてきたこの頃。「そろそろニット帽でも出そうかな♪」なんて思っている40代女子はちょっと待った! もしかして、その...
“メンタル繊細”で生きづらい?【専門家監修】HSPの特徴と即セルフケア
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
夏の終わりの肌トラブル、放置プレーしてない?日焼け・毛穴・乾燥ケアを
 暑い日が続いていましたが、ようやく秋らしい気候に。夏が終わって肌の変化に気づいたり「あれ、なんか老けたかも……」とショ...
ほんのり臭ってる? 40代の加齢臭対策に「ちょっといい♡」プチプラ3選
 40代を迎えると、自分の発するニオイが、ふと気になる場面も増えますよね。「あれ? なんだか臭いかもしれない……?」とい...
大正時代の化粧品!?「コスメ今昔」パック、オイル…美への憧れは一緒
 みなさんは、普段から手にしている化粧品の昔の姿を想像したことはありますか?  筆者は先日、クラブコスメチックス...
7700円の費用対効果は?DIOR「ジャドール」で洗体→フェロモン放出!
 1本(200ml)7700円のボディソープを購入しました。200mlといえば、水コップ1杯分の量です。もちろん、こんな...
特別なオトコしか知らない♡ 実は気に入ってる顔や体のパーツ8選
 絶世の美女ではなくても、どこか一つ自分の顔や体に気に入っているパーツがあると自信がつきますよね! 自分の魅力を知って大...