どうして?自宅に招いた途端に音信不通になった彼に悩む女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-06-26 06:46
投稿日:2021-06-26 06:00

自宅で穏やかなひと時を過ごしたはずが

 もともと恋人とのベッタリとした交際が苦手だというHさんは、交際に至るまでの距離感や、交際を始めてからの温度感についても、Mさんとの相性はバッチリだと感じていました。

「居心地のいい関係だなっていうのが、一番の感想でしたね。婚活中なので、結婚を視野に入れて恋人探しをしていたので、Mさんだったら結婚前提で付き合ってもいいかもって思ったほどです。

 それで、穏やかに関係を構築し始めていた交際1ヶ月を過ぎた頃、私から彼を自宅に招きました」

 異性との距離の保ち方には、苦手意識をもっていたHさんは、恋人を自宅に招くのも慎重派。そんなHさんがMさんを自宅に招いたのは、心を許した証でもあったそうです。

「彼にもその話はしていたので、おそらく私の気持ちは理解してくれていたはずです。そして、その日は普通に夕方にうちに来て、私が作った手料理を食べて、まったりと過ごしました。

 最初から“泊まっていく”という予定で遊びに来ていたので、その日は我が家に泊まったんですけど……」

突然彼と一切連絡が取れなくなる

 おうちデートを和やかに過ごせそうだと安心していた矢先、HさんはMさんの不可解な行動に頭を抱えることになりました。

「変な話ですけど、夕食後、まったり過ごしていても私に触れてこないし、夜も泊まっては行きましたけど、カラダの関係にはなりませんでした。

 私は、そのつもりで覚悟を決めていたので、あれっ?て思いましたよ。だけど、私からあからさまに誘うのもどうかと思ったので、その日は普通にそのことには触れずにいました。

 それで、問題が起きたのはその後。なんと、その日を境に、Mさんと一切の連絡を取れなくなってしまったんです……」

 “関係をもったら相手に逃げられた”という類の話はよく耳にしていても、“関係をもたないまま、相手に逃げられた”というのは聞いたことがなかったHさんは、Mさんの不可解な態度に頭を抱えています。

「何が悪かったのか、まったく見当がつきません。遊びに来ていた日には、普通におしゃべりして、普段通りって感じでしたし、私が特別な失態をおかしたという心当たりもありません。

 Mさんと出会ったインターネットサービス上に共通の知人が何人かいるので、Mさんの近況については耳に入ってきていて、特に変わった様子もなさそうです。

 だけど、Mさんと私がそういう仲になったことは、インターネットの仲間は知らないので、私から真意を聞き出すのが難しくて……」

 Mさんに対して、何度LINEや電話をしても無視をされているというHさん。自宅の住所は聞いていなかったので、今となってはなす術もなく、途方に暮れているとのこと。

 では、Mさんの行動の真意とは? 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


興味ない男性からのありがちな勘違いアプローチ5選&対処法
 男性から好きになってもらえるのは、嬉しいものですよね。でも、その相手が自分が好意を抱いている男性とは限りません。時には...
恋バナ調査隊 2021-06-09 06:00 ラブ
結婚相談所に初登録!“婚活スイッチ”が入ったまさかの一言
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2021-06-15 09:11 ラブ
スメハラは恋人しか気づけない? 100年の恋も冷めるニオイ話
 どんなに顔が好きでも、性格が合っていても。そのすべてを凌駕して恋愛関係を終わらせるものがあります。100年の恋も冷める...
ミクニシオリ 2021-06-08 06:00 ラブ
冷たい態度をとる男性に秘められた5つの心理&対処方法
 好意を抱いている男性から冷たくされると、ショックですよね。勇気を出してアプローチしたのにそっけない態度をとられたら、「...
恋バナ調査隊 2021-06-07 06:00 ラブ
腐れ縁からの結婚ってあり…?見極めておくべき7つのポイント
 長く交際している彼氏がいる人の中には、別れては復縁を繰り返している人もいれば、“長い春”のように交際が続いている人もい...
恋バナ調査隊 2021-06-06 06:00 ラブ
よりを戻してほしいのに…元恋人のために離婚した女性の焦燥
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-06-05 06:10 ラブ
こんなことになるとは…元カノの離婚に頭を抱える男性の弁明
「冷酷と激情のあいだvol.41〜女性編〜」では、元カレへの気持ちが再燃し離婚をした女性・Jさんの困惑をご紹介しました。...
並木まき 2021-06-05 06:14 ラブ
「ご飯は簡単でいいよ」…夫の無神経発言にイラ立つ妻の本音
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。コロナ渦の緊急事態宣言や蔓延防止措置などにより、「自宅で毎日食事をとることで...
山崎世美子 2021-06-05 06:00 ラブ
学歴なんて関係ない! 東大卒男性が1年追い求めた奥様の魅力
 言わずもがな日本一の秀才が集結している東京大学出身の男性は、どんな女性と結婚したいと考え、どんな女性を伴侶として迎える...
田中絵音 2021-06-04 06:00 ラブ
他人事じゃない!?不倫をする女性の7つの特徴&始める心理
 ドロドロした不倫なんて、小説やドラマの中の出来事……そう思う人もいるかもしれませんね。でも、昨今、不倫報道で賑わう芸能...
リタ・トーコ 2021-06-04 06:00 ラブ
コロナ禍で明暗クッキリ…結婚できる人と別れる人の違いとは
 長引くコロナ禍、そして緊急事態宣言やまん延防止措置。そんな苦難を乗り越えて見事ゴールインを決めたカップルと、残念ながら...
内藤みか 2021-06-03 06:00 ラブ
勘違い? 恋愛で“脈あり”と思ってしまいがちな男性の行動5つ
 好きな人との距離が縮まると、「もしかして彼も私に気があるのかも?」と嬉しくなるものです。でも、中には「勘違いだった」と...
恋バナ調査隊 2021-06-03 06:00 ラブ
いい男を逃したくない人必見! “男を見る目”を養う方法とは
 職場や合コン、友人の紹介やネットを通して、私たちはさまざまな人に出会います。その中で、絶対にゼッタイにぜったいに逃して...
若林杏樹 2021-06-02 06:00 ラブ
彼は運命の相手かも?“ソウルメイト”の6つの特徴&出会う方法
 みなさんは、“ソウルメイト”をご存知ですか? あなたの周りにいる「前にも会ったような気がする……」と思う人は、もしかし...
恋バナ調査隊 2021-06-02 06:00 ラブ
仕事か結婚か…23歳の私は外堀りを埋められて別れを選んだ
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。「40代...
内埜さくら 2021-06-15 09:18 ラブ
長続きするカップルや夫婦は「一緒にお風呂に入らない」理由
 恋人と過ごすバスタイムは、なんだか幸せなイメージがありますね。流行する恋愛映画で、カップルで一緒にお風呂に入っているシ...
ミクニシオリ 2021-06-01 06:00 ラブ