「納豆工房 せんだい屋」で納豆愛に溺れる 2021.7.9(金)

コクハク編集部
更新日:2021-07-14 09:33
投稿日:2021-07-09 06:00
 納豆が好きです。かれこれ3年くらい毎朝納豆を食べています。たいていの不調は納豆を食べておけば何とかなる! と思っています。7月10日の「納豆の日」を前に、「納豆食べ放題」ができるお店に行ってきました。

納豆好きの聖地は、池尻大橋にあり

 やってきたのはこちら。

 東急田園都市線・池尻大橋から徒歩4分、国道246沿いにあるこちらの「納豆工房 せんだい屋」さん。昭和36年創業の老舗納豆屋さんです。本社は山梨県笛吹市にあり、都内にはこちらの池尻大橋店と下北沢店があります。

 さらに24時間営業の自動販売機も12台稼働中だとか。自動販売機、大活躍やな。

納豆は全9種類!

 本日のお目当てはこの「納豆食べ放題定食」(税込み935円)。ご飯とお味噌汁とお漬物に日替わりの小鉢。それに全9種類の納豆が食べ放題!

 筆者がお邪魔したのは平日の13時ごろ。ランチ帯ということもあり、店内はほぼ満員でした。

「納豆食べ放題定食」はまず最初に、納豆を2種類選びます。迷った末に「北のそでふり」と「国産大粒」にしました。

 以降の納豆は、食べ終わってからおかわり自由とのこと。ご飯の量も選べます。筆者は普通盛り(270グラム)にしました。定食以外にも気になるメニューがたくさん。

「ただいま」と言いたくなるお献立

 あっという間に「納豆食べ放題定食」がテーブルにやってきました。

 なんとも懐かしいビジュアルです。まるで実家にいるかのようなお献立がうれしい。こういうのがいいんだよ、こういうのが!

「北のそでふり」に感じる男らしさ

 こちらが「北のそでふり」です。粒が、でかい!

 後ほど調べたところ、なんとせんだい屋さんでも一番の高級品。北海道産の高級品種「大袖振」を使用しており、お値段1パック税込み350円とのこと。私いつも食べてるの3パック税込み48円なんですけど。

 もうね、糸の引きが全然違うのにびっくり!

 たくましささえ感じるどっしりとした糸引き具合です。やだ、男らしい……。「抱かれたい納豆1位」といったところです。なんだ抱かれたい納豆って。

 大豆のくぼみ部分が黒くなっているのが特徴的。匂いはほとんど感じず、ほっくりとした食感を楽しめます。お醤油やカラシがなくても全然OK。大豆の豊かな風味がそのまま生きています。

「北のそでふり」を毎日食べられる生活を思わず夢見てしまいました。宝くじ買うか。

国産大粒納豆」も、その名に恥じない粒の大きさ。がっつり食べ応えがあります。

「北のそでふり」に比べると色白さんですね。こちらもクセがなく、上品なお味でした。

小粒タイプでも存在感ばっちり

 続けて「わかめ納豆」と「ゴマ納豆」。こちらは先ほどの2種とは異なり、小粒タイプですが、それでも普段食べている納豆と比べると大きく感じます。ゴマ納豆は白ゴマと思いきや、黒ゴマ。ゴマの香ばしさがたまりません。

「納豆×わかめ」「納豆×ゴマ」なんて、体に優しすぎる。最近とみに疲れやすくなったアラフォーの心身に染み渡ります。

出会った運命の納豆

 全種類制覇! なんて意気込んでいたけれど、4種類食べたところでお腹が一杯に……。一緒に食べたご飯の量が多かったのかも。残念だけど、次で打ち止めにしよう。で、迷った末に「えだまめ納豆」と「きび納豆」をチョイス。こちらの2種も小粒タイプです。

 えだまめ品種の国産大豆を使っている「えだまめ納豆」もおいしかったのですが、筆者のお気に入りは「きび納豆」。

 五穀の一種である「キビ」が入っているので、食感が面白い。納豆の粘りの中でも、キビが負けずにプチプチするんですよ。コクもあってGood。店頭で販売していたので思わずお土産に購入してしまいました。

納豆×ドーナッツ? 果たしてそのお味は…

 せんだい屋さんのもう一つの名物といえば納豆を使った「ベイクドなっとうドーナッツ」。油で揚げず手作りで一つずつ焼いている上、生地には納豆が練りこまれているというヘルシーっぷり。納豆とドーナツって合うのか? と好奇心からこちらも購入。

 帰宅後、半信半疑で食べてみると納豆感は皆無。ほんのり甘くしっとりしていて、なんとも優しいお味。

 納豆嫌いの夫からも「これなら大丈夫。おいしい」と太鼓判をもらいました。

 ◇  ◇  ◇

 整腸作用や免疫力に効果的とされる納豆。さらに納豆原料の大豆に含まれる「大豆イソフラボン」は、加齢とともに減少していく女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをしてくれるのだそう。アラフォーには、頼もしい存在です。

 明日は「納豆の日」。これを機に、納豆愛に溺れてみませんか?

(編集K)

adress:東京都世田谷区池尻3-20-3柳盛堂ビル1F

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


日本酒に合う「利平栗の渋皮揚げ」皮ごと揚げてホクホク甘い
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
しっとりと軟らかい「鶏むね肉の唐揚げ」のコツは揚げ時間
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
市販の皮で作る「焼き餃子」誰でも簡単にカリッと焼ける方法
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
秋の定番といえば!「柿とかぶの生ハムマリネ」ワインとね☆
 実りの秋――。この時期になったら必ず作って食べるレシピがあるんです。素材の味を活かしたシンプルな一品。簡単に作ることが...
ぐっち夫婦 2020-10-11 14:51 フード
ソースに漬け込んで電子レンジで10分のお手軽「スペアリブ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
3分レシピ「いちじくカプレーゼ」 もうひと手間なら生ハムを
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
「豚肉とキュウリのニンニクソース」お肉も野菜もご飯も 
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇のビストロ「Refuge」の大城忍さん...
「たっぷり秋野菜のそば味噌」ひと口食べたらリースリングを
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
飲み過ぎ注意!「手羽中の豆鼓蒸し」個性の強い酒とぴったり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇のビストロ「Refuge」の大城忍さん...
「柿と胡桃の白和え」フレッシュチーズと和えるだけで完成!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のダイニングバー「麦酒屋るぷりん」の海...
いつもの味が大変身!あの名店の「揚げナス」レシピをご紹介
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷三丁目の中華料理店「南方中華料理 南三...
「アボガドとアサリのぬた」森のバターを酢味噌が引き立てる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「純米酒 三品」の稲原春香さん...
「いぶりがっこの白和え」ミネラル感のあるロゼにぴったり♪
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
「小松菜マスタード炒め」干しエビとマスタードって合うんだ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
ココナツとスパイス香る「ほうれん草炒め」はビールと一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン...
「中華風冷ややっこ」みじん切りにしたニラとミントをのせて
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷三丁目の中華料理店「南方中華料理 南三...