「生姜のアチャールっぽいもの」をかけていただく冷ややっこ

コクハク編集部
更新日:2021-07-20 06:21
投稿日:2021-07-20 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・関内の「Spice Drunker やぶや」の藪晋伍さんに、「生姜のアチャールっぽいもの」をかけていただく冷ややっこのレシピを教えていただきました。

日本酒とのマリアージュを楽しんで

 開店は今年1月30日。その前から、おいしいもの好きの“食友”たちから「藪さんの店が関内でオープンらしいよ!」という情報が入ってきていました。

 記者が最初に藪さんのコース料理を食べたのは、浅草で間借り営業をしていた時。次のステップへ上がるためにすぐに店を閉めてしまったので、残念ながら数回味わえただけ。

 今回の新しい店は、一皿一皿を「日本酒のお燗と合わせる」と聞き、期待が高まりました。

 最初に教えてもらったレシピは、「生姜のアチャールっぽいもの」(藪さんいわく)をかけた冷ややっこだ。冷ややっこの“旨酸”を酒の“甘酸”で丸め込む日本酒として選んでくれたのが、「花巴 水酛×水酛」(美吉野醸造)。「燗酒」に魅了されている藪さんですが、「これに関しては、冷酒の方がスパイシーな冷ややっこと合う」とのこと。

 日本酒好きはもちろん、そうでない人もぜひマリアージュを試してみてください。

材料

・豆腐 半丁
・生姜 みじん 50グラム
・ネギ みじん 50グラム
・ちりめんじゃこ 15グラム
・サラダ油 100㏄
・酢 大さじ1
・砂糖 小さじ2分の1
・粉唐辛子 小さじ1
・カレー粉 小さじ2分の1
・ブラックペッパー 小さじ4分の1
・塩 小さじ1
・パクチー お好みで

レシピ

(1)サラダ油を熱し、ネギを炒める。しんなりとしたら、生姜とちりめんじゃこを入れる
(2)生姜の香りがたってきたら粉唐辛子、カレー粉、ブラックペッパー、塩を入れ30秒ほど炒める
(3)酢と砂糖を入れ、沸いたら粗熱を取って完成。豆腐の上にのせ、お好みでパクチー、おろし生姜を添える

本日のダンツマ達人…藪晋伍さん

▽藪晋伍(やぶ・しんご)
 大阪府生まれ。プロボクサー時代、「減量にいいかな」と思って働いた薬膳料理屋がスリランカ人だらけ。彼らが作る料理を食べ、スパイスの世界にハマった。南インド料理屋「エリックサウス」で料理を学び、本場パキスタン料理店の集まる、埼玉・八潮の人気店「カラチの空」で日本人として初めて厨房へ入り修業を積んだ。

▽Spice Drunker やぶや
 2018年に浅草で間借り営業を開始。瞬く間に人気店となったが、当初の予定通り約5カ月で閉め、料理のブラッシュアップと経営の勉強に費やした。満を持して今年1月30日オープン。完全予約制で、スパイス料理と日本酒(燗酒)のペアリングコース税抜き8000円(ノンアルペアリング、または日本酒とノンアルの行ったり来たりもOK)のみ。神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1―3―7 沼田ビル3階。※予約はFacebookのDMで。

(日刊ゲンダイ2021年7月13日付記事を再編集)

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