40代エリート男性の告白~「夫婦交換」という愛のカタチ#5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-07-30 06:00
投稿日:2021-07-30 06:00
 互いのパートナーを変える「夫婦交換」のセックス。今回、取材に応じてくれたWさん(46歳・外資系IT)は、自分の妻が他の男に抱かれているさまを目の当たりにし、激しい興奮に包まれた。互いのセックスは徐々にエスカレートし、なんと、隣同士のベッドでまぐわう事態へと発展していった――。

◆前回までの話はこちら→第1回第2回第3回第4回

言葉責めに悶える妻

――奥さまのU子さんが、Hさん(47歳・医師)に促されるまま、隣のベッドに這い上がったんですね。続きをお話しください。

「今の今までバックでハメられヨガっていたU子は、呼吸を乱し、手足を震わせながらベッドにあがりました。僕はその一部始終をHさんの奥さんを背後から貫きながら見入っていました。

 ベッドに横たわるU子に、Hさんは次のように言ったと記憶しています。『奥さま、隣のベッドでは、ご主人がバックで僕の家内と繋がっていますが、奥さまはどのような体位がお好みですか?』と。

 僕はとっさに、言葉嬲り(ことばなぶり)だと察しました。

 わざと羞恥心を煽るような言葉責めをしているわけです。むろん、それが女の興奮を掻き立てていることは明白です。

 案の定、U子は『そんなこと……訊かないで下さい』と、赤らんだ頬をさらに紅潮させながら告げていました。

 妻の恥じ入る姿を見ていると、僕のペニスがもう一段階、硬くなるのが分かりました。ええ、もちろんHさんの奥さんのヴァギナにハメこんだままです。同時に、女膣の締めつけも強まってきたんです」

――続けてください

「Hさんは、恥ずかしがるU子に対し、『では、私どももご主人と同じバックでつながりましょう』と提案したんです。U子はか細い声で『はい……』と言い、四つん這いの姿勢を取りました。

 僕は斜め後ろからU子の尻を見ることができました。元々スリムな体型ですが、四十四歳になった今、尻は丸々と熟れて柔らかそうで、ワレメの肉ビラが興奮に膨らんでいました。淡いダウンライトに赤く濡れたワレメが照らしだされ、最高にエロティックでした。

 Hさんは、妻の背後にひざ立ちし、左右に張り出した尻をわしづかみ、やわやわと揉みしだきました。

 大きな手が妻のヒップを捏ねまわすたび、尻肉に指が沈んで、ひどくセクシーでね……妻も『あっ……はああっ』と身をのけぞらせているんです。

 その光景を見ているだけで、僕のペニスはますます硬さを増していき……呼吸もまばたきさえも忘れていました。

 やがて、Hさんは僕をほうに顔を向けて、『では、ご一緒に楽しみましょう』と紳士的に告げてきたんです。

 普通の状態なら、わずかな違和感を抱いても、ここでは違った。

 二人の男がパートナーを交換して、同じ姿勢を取り、性を謳歌しようというエネルギッシュさに満ちあふれていました。

 Hさんは鋭くそそり立つ勃起を妻のヴァギナにあてがい、数回、亀頭をすべらせて愛液をなじませました。そして『奥さま、ご主人のお隣で入れますよ』と言いながら、両手で尻を引きよせました。

 次の瞬間、Hさんが力強く腰を送りだし、ペニスを突き入れました。

 同時に「はあああっ!」と四つん這いのU子は背をのけ反らせて、彼の勃起を呑みこんだんです。

 二人は動かずにいました。いや、U子が動けずにいたから、Hさんも待っていたのかもしれません」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク