嫌悪感がピークに達し…不毛な結婚生活に終止符を打った女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-08-20 06:00
投稿日:2021-08-20 06:00
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えていた男女ほど、コロナ禍によって問題があぶり出され、その結果として別々の道を歩む選択を迎えているのも現実です。 
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、コロナ離婚を経験した人たちにその実態を聞くこの連載。今回は、夫に対して愛情どころか、嫌悪感しか抱けなくなった女性の離婚事情をご紹介します。

離婚の理由は「夫への嫌悪感」

 コロナ禍に入って1年目が終わる頃、協議離婚をしたUさん。その理由は「夫への嫌悪感」だったそうです。

「夫が浮気をしたとか、そういうハッキリとした出来事があったわけではありません。

 実はコロナ禍になる少し前から、夫に対しては尊敬心を抱けなくなっていて『なんでこんな男性と結婚しちゃったんだろう……』って後悔する毎日だったんです。

 何が理由なのかと聞かれると、『これ!』っていう明確なものがあるわけじゃないから答えに困るんですけど、例えば、仕事に対する意欲がないところとか、性格にかなりズルいところがあるとか、セコい価値観の持ち主だったとか、そういう些細なことの積み重ねですね」

 離婚した夫とは結婚前は半年ほど交際し、入籍後に同居生活を開始。しかし今振り返れば「新婚当初から、夫に対して“大好き!”って感情はなかったです」とのこと。

「向こうが結婚したがったので、まぁいいかな〜って感じで結婚しました。ちょうど私も『そろそろ誰かと結婚しないと、年齢的にもヤバいし、親も安心させたいな』っていうのがあったから、私と結婚したがってくれている元夫の存在を逃したら、婚活とかしないといけないのが面倒くさいなっていうのもありました」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


LINE交換できてもデートできない男…彼のLINEは何が問題?
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきのもとに届く「モテない」を自覚する男たちからの悲痛な叫び。...
並木まき 2019-06-17 16:25 ラブ
遊んでいないイケメンはいる!その特徴&彼女になる方法は?
「イケメン=遊び人」というイメージが頭を巡り、「好きになるのはやめておこう」と自制した経験がある女性は多いのでは?でも、...
孔井嘉乃 2019-05-17 13:09 ラブ
もし婚活女子がドラッガーの「マネジメント」を読んだら
 経営の神様ピーター・F・ドラッガー、日本では「もしドラ」が大変有名ですが、この名著「マネジメント」は婚活女子にとってバ...
しめサバ子 2019-05-17 06:00 ラブ
【恵比寿編】年下男に「アラサーとは話したくない」と言われ
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-05-16 06:00 ラブ
彼氏や夫が出会い系してるかも? 見分ける3つのポイントとは
 最近はパートナーがいても出会い系で浮気相手を探す人が増えています。パートナーのエッチでは物足りない、とか、最近ご無沙汰...
内藤みか 2019-05-16 06:00 ラブ
罪悪感を持つ女性は浮気してはダメ 絶対にバレない秘訣は?
 あなたは浮気をしたことがありますか?女性の浮気は40%以上とも言われているので、ちょっとだけなら?とつい足を踏み出しそ...
リタ・トーコ 2019-05-15 18:00 ラブ
同情の余地なし…鬼嫁に「自業自得」な制裁がくだった日
 周囲から見て「鬼嫁」と評される女性には、制裁がくだることもあるようです。  魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析...
並木まき 2019-05-15 06:00 ラブ
美人でモテたのに…30~40代の婚活難民が急増中のワケは?
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第5回は、婚活を自分自身で難しくしている30~40代女性の特徴をお伝えさせていただ...
山本早織 2019-05-14 06:00 ラブ
年下の独身男性と年上の人妻との不倫が増えている背景は?
 2018年11月、千葉県で31歳の独身男性が、不倫関係にあった50歳の人妻を殺害するという事件が起きました。別れ話のこ...
内藤みか 2019-05-13 06:00 ラブ
好きな男性の前でも緊張しない とっておきの「4つの方法」
 好きな男性を目の前にすると、どうしても緊張してしまって喋れなくなる、顔に出てしまう、と、お悩みの女性は多いよう。せっか...
孔井嘉乃 2019-05-13 06:00 ラブ
パリピ男子に港区おじさん…令和に振り返る平成のドン引き男
 平成が終わり、令和がスタートして10日余り。年号は変わっても女性をドン引きさせて止まないクズ男は不滅です。というわけで...
しめサバ子 2019-05-12 06:00 ラブ
異性にも同性にもモテる! 飲み会でデキる女がしていること
 お酒を飲むと、普段なら話せないような話で盛り上がったり、その人の本性が垣間見えたり、とにかく「飲み会」って本当にロマン...
孔井嘉乃 2019-05-11 06:00 ラブ
「元妻は鬼嫁」と言い切る離婚夫…反逆する元妻の言い分は?
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。  魑魅魍魎(ちみもうりょ...
並木まき 2019-10-22 15:46 ラブ
「僕が離婚を決めた原因は…」鬼嫁に愛想を尽かした男の真実
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。  魑魅魍魎(ちみもうりょ...
並木まき 2019-11-13 18:13 ラブ
高齢の親を呼んでこき使う…夫が呆れた“究極の鬼嫁”の愚行
 世の中には「鬼嫁」であるだけでなく、そこに「親離れできていない」というハタ迷惑な気質を備えた悪妻も存在するようです。 ...
並木まき 2019-05-10 06:00 ラブ
「引き寄せの法則」が理想の結婚につながらない不都合な真実
「引き寄せの法則」――。それは、自分の思考やあり方を変えることによって“望ましい現実”を引き寄せようとするもの。ナポレオ...
しめサバ子 2019-05-10 06:00 ラブ