無限に食べられる!「紫キャベツのクミンシードマリネ」

コクハク編集部
更新日:2021-08-24 06:00
投稿日:2021-08-24 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・外苑前のグルテンフリーバインミー専門店「Bánh mi Tokyo」の音仲紗良さんに、一口食べると病みつきになる「紫キャベツのクミンシードマリネ」のレシピを教えていただきました。

噛むと甘味とシャコシャコの歯応え!

 食に効率を求め、パパッと空腹を満たせるファストフードへの需要が高まっても、健康は犠牲にしたくないもの。そんな欲求に応える次世代ワンハンドフードが、音仲さんのバインミーです。

 米粉のフランスパンに肉や魚、なますや生野菜という構成は、日本人が普段から食べ慣れている和定食と同じ。手軽にバランス良く栄養を取り込めるところがミソなんです。

 今回のおつまみに使う紫キャベツも、抗酸化作用のあるポリフェノールやアントシアニンが豊富で、生活習慣病の予防にも効果があるとされる食材です。噛むと甘味があり、シャコシャコの歯応えも楽しい!

 クミンシードのスパイシーな香りと風味がシンプルな味付けのアクセントとなり、一口食べると病みつきに。これは無限に食べてしまいますね。

 合わせるのは炭酸の刺激が心地よいハイボール。ソーダとスパイスは相性が抜群に良いのですが、「実は吟醸香の効いた日本酒にも合うんです」。何度でも作りたくなるツマミです。

材料

・紫キャベツ  130グラム
・塩  ひとつまみ
・クミンシード  小さじ1
・オリーブオイル  大さじ1

レシピ

(1)紫キャベツを千切りにし、ボウルに入れて塩もみ(分量外)して、しなっとなったら水で洗い、水気をしっかり切る
(2)1に残りの材料を加えて混ぜる

本日のダンツマ達人…音仲紗良さん

▽音仲紗良(おとなか・さら)
 1987年、東京都生まれ。女性向け情報誌で食や美容・健康にまつわる編集を担当したのち独立。ナッツ料理研究家、フードコーディネーター、フードプロデューサーとして活躍し、2016年にナッツ専門店をプロデュース。2020年3月、東京・外苑前にグルテンフリーバインミー専門店「Bánh mi Tokyo 」をオープンさせた。マッシュルーム料理専門店「マッシュルームトーキョー」、江戸前寿司×現代アート「すし玲」など話題の店舗にも携わっている。

▽Bánh mi Tokyo
 ベトナム生まれのサンドイッチ「バインミー」の魅力に触れ、文化として日本に定着させようと2020年3月にオープン。「豆たまり」や「米麹甘酒」など伝統的な日本の食材で和食に再構築した米粉(グルテンフリー)のバインミーを提供。ヘルシーで飽きが来ない味で常連客を増やしている。東京都渋谷区神宮前3―1―25 1F。

(日刊ゲンダイ2021年8月18日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


焼き上がりパリパリ「鮎の風干し焼き」内臓が味を引き立てる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・北新地の割烹料理店「仲島」の仲島宏明さん...
「枝豆あずま煮と梅貝旨煮」普通の枝豆とは味も風味も別物!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・北新地の割烹料理店「仲島」の仲島宏明さん...
「イワシ蒲焼き風と奈良漬クリームチーズ」お酒に合う2品!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・北新地の割烹料理店「仲島」の仲島宏明さん...
おいしい季節に!「合鴨の治部煮」脂の乗った“口福”な鴨料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
チャミスルティー作ってみた! 2021.10.9(土)
 韓国ドラマの食事シーンで、必ずと言っていいほど登場する韓国焼酎「チャミスル」。ストレートでも飲みやすいけれど、アルコー...
「鶏ひき肉とマロニーの炒め物」知ったら最後リピート必至!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
 「肉のハナマサ」で激ウマポテチを発見!2021.10.7(木)
 関東地方を中心に展開しているスーパー「肉のハナマサ」は、とにかくお肉が安く買えるということで有名ですよね。筆者も月に1...
ほっぺた落ちる「鶏そぼろ」で温玉うどん♡ 2021.10.6(水)
 デジタル大辞泉によると、 【ほっぺたが落ちる】たいへんおいしいことを表す言葉。ほおが落ちる。  そうなんで...
「ちりめんじゃこ山椒煮」丁寧に極力時間をかけて煮詰める
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「半熟!味付きうずらの卵焼き」極意は“お湯で温めておく”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「コンビネーションカレー炒め」予約の取れない店のまかない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「鶏すき焼きの黄金比のたれ」コクとうま味の秘密はザラメ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
甘くて香ばしい「海老芋の唐揚げ」思わず笑みがこぼれます
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
今が旬! ぶどう4種を食べ比べ 2021.9.29(水)
 信州の知り合いから、ぶどうをいただいたので食べ比べてみました。一度に一房を平らげてしまうほどのぶどう好きの筆者。こんな...
「鶏そぼろ豆腐」プロの仕上がりに少しでも近づける技とは?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の人気焼き鳥店「鳥田中」の田中惣一...
「豚肩ロースで作るふわトロ角煮」煮込み1時間の時短レシピ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...