家庭を持った自覚ゼロ!転職を繰り返す夫に愛想をつかした女

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-11-07 03:59
投稿日:2021-11-06 06:00

夫は仕事ができない男

「ひとことで言えば、仕事ができない男なんですよね。それは、家での過ごし方を見ていても、わかります。

 授かり婚だったので、夫に惚れ込んで結婚をしたというわけではなく、子どものために結婚をしたって感じなので、そこは最初から、ある程度は諦めてきました。

 だけど、コロナ禍に入ってからは、その欠点が際立ってきた感じでしょうかね。クビになるのは仕方ないにせよ、このなにかと厳しいご時世に、自分から仕事を辞めてきてしまう神経も理解できません」

 夫が仕事を変えるたびに、収入は激減。今は、芽美さんが趣味だったイラストを自宅で描くことで、「なんとか食いつないでいるけれど、ギリギリの状態」なのだそうです。

「それで平然としている夫を見るたびに、イライラします。こちらは家事や子育てをしながら、あいている時間で仕事をして、毎日がいっぱいいっぱい。

 だけど夫はと言えば、家事や子どもの学校のことを手伝うわけでもなく、スマホをいじってはゴロゴロしているだけだったり、求人サイトを見て求人の内容に文句を言うだけだったりと、一緒にいると不愉快でなりません」

向上心のカケラもない夫にウンザリ

 スキルアップを目的としない転職は、年齢的にもそろそろ厳しくなる一方なのではないか、と芽美さんは夫に何度か話したそうですが、そのたびに夫はうるさそうな顔をして、不機嫌になるとのこと。

「もはや、改善の見込みはないかも」と芽美さんは感じています。

「結局のところ、夫は家庭に対しての責任感が薄いんでしょうね。私から見ると、気分で転職しているようにしか見えません。

 こちらが真面目に諭しても、まったく改善しようとする気配すら感じないので、そろそろ私も限界です。

 コロナ禍が少しだけ明けたようなムードになってきた今、また夫は新しい飲食店にアルバイトとして転職しました。正直、またアルバイトか……って感じですし、言うことだけご立派なのに、実際には向上心のなさにウンザリです」

 家庭をもっている自覚がないような夫の振る舞いに対して、愛想がつきてしまったとため息をつく芽美さん。「夫を私が養うつもりはないので、そろそろ離婚したい」と考えているそうです。

 では、芽美さんの夫であるタダシさんは、自身の転職について、どんな考えをもっているのでしょうか? 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


こんな男性は絶対にNG! 結婚相手を見極める3つのポイント
 結婚相手を選ぶ時、あなたは何を基準に相手を選んでいますか? 付き合って長いから何となく……、結婚適齢期だからとりあえず...
インリン 2019-10-21 06:01 ラブ
厳しい言葉も…シングルマザーはなぜ恋をしちゃいけないの?
 テレビの婚活番組や婚活イベントにシングルマザーが参加するのも珍しくない時代になりました。けれど、そうした女性に対し「子...
内藤みか 2019-10-21 16:23 ラブ
結婚の決め手は? 男性がプロポーズを決める女性の特徴5つ
 大多数のカップルは、相手に自分の恋心を告白をして両思いになり、交際に至りますよね。では、結婚の決め手はなんでしょうか。...
東城ゆず 2019-10-21 17:39 ラブ
夫の人生は転落まっしぐら…“さげまん鬼嫁”の恐怖エピソード
 世の中には、単なる“鬼嫁”なだけでなく、そこに“さげまん”要素が加わっている残念な女性もいるようです。  魑魅魍魎(...
並木まき 2019-10-20 06:00 ラブ
こんなはずじゃなかった”超年の差婚”別れとお金のエグい話
 齢が10歳以上はなれている相手との結婚を“年の差婚”と呼びますが、20歳以上離れている完全に一世代上の相手との結婚は“...
神田つばき 2019-11-17 12:04 ラブ
内助の功はダメ男を育成? 尽くし過ぎる女は実は愛されない
「枕に髪の毛がいっぱいついていて、『あれ?』というときがあった。ストレスからくるものかなと思いました」  ノーベル化学...
山崎世美子 2019-11-14 19:24 ラブ
妻はガク然…非常事態だからわかった“夫の隠れたる本性”3選
 日本全国に甚大な被害をもたらした台風19号。各地で前代未聞の事態となり、今なお被害の全容も明らかになっていません。そん...
並木まき 2019-10-19 06:47 ラブ
復縁チャンスはある?やり直せるかどうかは振られ方でわかる
「彼に振られてしまった。2年も付き合ったし、すごく気が合う人だったから、この人と結婚したかったのに。もうやり直す方法って...
七海 2019-10-18 06:00 ラブ
妻を蝕む サイコパス系モラ夫の“エキセントリックな口癖”3選
 サイコパスちっくな本性をもつモラハラ夫ほど、口にしがちなフレーズもあります。妻をじわじわと追い詰める、冷酷なそのセリフ...
並木まき 2019-10-18 06:00 ラブ
なぜシングルマザーは無職男とカップリングしてしまうの?
 シングルマザーが再婚相手や内縁の夫に選ぶ男性は、なぜか無職が多いんです。でも最初から無職だったわけではなく、報道などを...
内藤みか 2019-10-18 18:56 ラブ
男性が女性に運命を感じる瞬間…3つのタイミングが恋を生む
 男性も女性も運命を感じると、「この人かもしれない」と恋愛感情が生まれますよね。  では、男女はどんなタイミングで...
山本早織 2019-10-17 06:00 ラブ
ピュアで優しい? 女性経験ゼロ彼氏と付き合う5つのメリット
「遊んでる男の人と女性経験ゼロの男の人、彼氏にするならどっちがいい?」――。女子の間でちょくちょく話題に上がるこの議題。...
七海 2019-10-17 06:00 ラブ
子育て中のイライラは夫のせい!産後に妻がイラっときた理由
 子育てって本当に大変ですよね。筆者は、夜泣きがひどい長男を一年間2時間睡眠で育てたのですが、それでも子どもはすごく可愛...
東城ゆず 2020-01-11 06:58 ラブ
癒されたい男性の心理って?“真の癒し系女子”になるポイント
 ちょっと疲れてしまった時、「癒されたいなぁ」と思った経験がある女性は多いでしょう。でも、これは男性も同じ。一見、ひとり...
孔井嘉乃 2019-10-16 06:00 ラブ
漫画キングダムで誰がタイプ? No.1モテ男を勝手に認定!
 今、日本で最も熱い漫画の一つ、それがキングダム! 中華の統一にかける男たちの情熱と、ほとばしる戦い!「恋愛の大事なこと...
しめサバ子 2019-10-16 19:40 ラブ
“面食い”はやめなくてOK!顔で婚活相手を選ぶ4つのメリット
 あなたは面食いですか? それとも顔なんてどうでもいいですか? 「恥ずかしながらイケメンじゃないと興味がわかない。でも...
七海 2019-10-15 09:50 ラブ