錦糸町の“ヤバいカレー屋”に行ってみた 2021.11.11(木)

コクハク編集部
更新日:2021-11-11 06:00
投稿日:2021-11-11 06:00
 すっかり日本の国民食として定着した「カレー」。筆者も大のカレー好きです。スパイスの香りに誘われて、ついカレー屋さんに入ってしまう「うっかりカレー癖」を持っています。そんな筆者を試すような「ものすごく入りにくいカレー屋さん」が錦糸町にあると聞いて、行ってみました。

え?本当にカレー屋さん?

 JR錦糸町駅の南口を出て徒歩約3分。こちらが「ワクワクカレー」さんです。

 お、おう……。どうみても無料案内所ですやん。いや、カレーの看板も出てるけども。完全にオトナのウフフ♡なお店を教えてくれるアレですやん。

 こちらの無料案内所を間借りして、平日昼間のみカレー屋さんを営業しているとのこと。

 カレーのメニューを記した看板が出ているとはいえ、これは確かに入りにくいっ! 学生時代の職員室の方がまだ入りやすいわ。

 入り口で怖気づいていたら「いらっしゃいませー」の声とともに、店内からコックコートを着た女性がニコニコと現れました。めちゃめちゃほっとしたのは言うまでもありません。カレーの女神かと思いました。

いざ、入店!

 こちらの「ワクワクカレー」のメニューは「岩城さん家のポークカレー」(770円税込み・以下同)と「アキールさん家のチキンカレー」(880円)のほかに、この2種類を一緒にいただける「あいがけ」(1200円)があります。

 せっかくなので「あいがけ」をチョイス。

 店内はカウンターとテーブル席だけのシンプルな作り。

 打ちっぱなしの天井とカラフルなライトのアンバランスさが、淫靡な印象でした。

カレーのご登場です!

 待つこと10分程度。出てきたカレーがこちらです。

 場所が場所だけに、2つのライスがオッパイに見えてきます。お椀型ですね。美乳やん。いや、ちょっと待て。カレーを食べに来たはずなのになんだこの感覚は。

 手前が「岩城さん家のポークカレー」、奥が「アキールさん家のチキンカレー」です。では早速、手前から食べていきましょう。

「岩城さん家のポークカレー」の懐かしさ

 ごろっとしたジャガイモに薄くスライスされた豚肉。辛さはまったくなくむしろほんのり甘いくらい。もったりと重量感のあるルーは、まさに「THE日本のカレー」といったところ。

 ああ、これ小学校の給食のカレーだわ。おかわり争奪戦になるやつだわ。ソフト麵と合わせてもおいしいんだよね。給食といえば、牛乳早飲みが得意だったS君元気かな……。

刺激的な「アキールさん家のチキンカレー」

 続いて奥の「アキールさん家のチキンカレー」。おっと、スプーンを入れた瞬間から、スパイスとガーリックの香りを強く感じます。まずは一口。飛び上がるほど辛いというわけではなく、じんわーりとしたスパイスの辛味が広がります。食べ進めるうちに、体がポカポカしてきました。

 具の骨付きチキンもホロホロとした食感。かなり長時間煮込んでいると思われます。

 チキンカレーの次はポークカレー、そしてまたチキンカレー……。やさしさと、スパイシーさの無限ループであっという間に食べ終えてしまいました。お腹がパンパンにならない、程よいボリュームなのが嬉しいです。

 オッパイに見えてしまった2つのライスは、日本米とインディカ米。カレーに合わせて2種類提供してくれているんですね。ポイント高し!

おわりに

 出入口の見た目に反して、とってもおいしいカレー屋さんでした。

 入るのにちょっと勇気がいるけどもね。でも、もう大丈夫! またお邪魔したいと思います。ごちそうさまでした。

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


パーティにぜひ!朝仕込みで簡単に作れるタンドリーチキン
 12月になるとチキンが食べたくなる……そんなことありませんか? そこで今回は朝に仕込むことでおいしく仕上がる、大人も子...
ぐっち夫婦 2021-01-18 20:19 フード
「ラム酒の入ったフレンチトースト」ラムで風味を付ける口福
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の日本料理店「食堂 ユの木」の土屋為芳...
「酒盗マヨネーズ」罪深い美味しさの秘密は“4対1”の黄金比率
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の日本料理店「食堂 ユの木」の土屋為芳...
「レンコンの南蛮漬け」たっぷり片栗粉は美味しさのひと手間
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の日本料理店「食堂 ユの木」の土屋為芳...
ピリッ!と刺激的な大人の卵焼き「青唐辛子のオムレツ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の日本料理店「食堂 ユの木」の土屋為芳...
「牡蠣のコンフィとパクチー」香草と和えるとワインに合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・港区麻布十番の和食料理店「可不可 KAFU...
「万願寺唐辛子 じゃこ炒り」熱々のご飯に混ぜても美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・港区麻布十番の和食料理店「可不可 KAFU...
「クリームチーズ 金山寺味噌和え」たった1分で作れるお手軽さ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・港区麻布十番の和食料理店「可不可 KAFU...
ふぅふぅ!冬のおうちパーティーでメインになる大皿グラタン!
 おうち時間を過ごす機会がさらに増えそうなこの年末。そこで今回は、冬に食べたくなるおいしいグラタンをご紹介します! パー...
ぐっち夫婦 2020-12-21 01:21 フード
「サバ缶煮込みジンジャーカレー」鍋に入れて煮るだけ簡単!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷区神宮前の南インド料理店「エリックサウ...
「タンドリー風フライパンチキン」2度目は好きなスパイスで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷区神宮前の南インド料理店「エリックサウ...
「あっという間の黒胡椒チキンカレー」赤ワインと相性抜群!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷区神宮前の南インド料理店「エリックサウ...
すりこぎで叩きまくる! ほろほろ食感の「水ダコ柔らか煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「さんまのプッタネスカ」香りも見た目も食欲そそる旨パスタ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・六甲の生パスタ専門店「BRABONO」の黒...
「イベリコ豚のタンシチュー」独特のゴリゴリ食感がポイント
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・六甲の生パスタ専門店「BRABONO」の黒...
「ヤリイカと長芋のアヒージョ」熱いものは熱いうちに食す
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・六甲の生パスタ専門店「BRABONO」の黒...