箸が止まらなくなる!「万能薬味」肉にもスパイス料理にも

コクハク編集部
更新日:2021-12-30 06:03
投稿日:2021-12-30 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・神田のトラットリア「ZeCT by Lm」の藤枝勇さんに、肉にもスパイス料理にも合う「万能薬味」のレシピを教えていただきました。

ラー油や唐辛子を加えても◎

「ミョウガが好きなら、いくらでも食べられますよ」

 言われるまま、一口頬張ると、シャキシャキと歯ざわりよく、ダシの風味とゴマの香りが広がっていきます。なるほど、箸が止まりません。ご飯があれば、ビールを飲むのも忘れる美味しさです。

「モヤシはサッと茹でるだけ。茹で過ぎてクタッとさせないことです。モヤシとミョウガの食感の良さを生かせば、失敗しません」

 多めに作ってタッパーなどに常備しておきたいところですが、そうすると水が出て食感を損ないます。大した手間ではありませんし、作りたてを豪快に食べながら飲むのがいいでしょう。

「焼き肉で包んでもいいし、スパイス料理にも合います。いろいろな料理との相性を楽しみながら召し上がってください」

 辛いもの好きなら、ラー油や唐辛子を加えてもいいですね。万能過ぎて、食べ過ぎ注意です。

材料

・ミョウガ  1パック
・モヤシ  2分の1パック
・すりゴマ  適量
・昆布つゆ  20㏄
・ゴマ油  5㏄
・塩 少々

レシピ

(1)ミョウガは千切り、モヤシはサッと茹でる
(2)ボウルなどにすりゴマ、昆布つゆ(濃縮タイプを割らずにそのまま)、ゴマ油を入れ、1を加えて、よく混ぜる
(3)好みで2に塩を加え、味を調えたら完成

本日のダンツマ達人…藤枝勇さん

▽藤枝勇(ふじえだ・ゆう)
 イタリアでの修業経験のほか、和食店やフレンチ、薫製料理店、さらにラーメン店でも腕を磨く。多彩な技術に裏打ちされた料理は、素朴ながら食材の味をしっかりと伝える。軽妙なトークも常連客をひきつける。

▽ZeCT by Lm
 カウンター7席のトラットリア。伊フィレンツェで親しんだマンマの味が忘れられず、2013年にオープン。夜は飲み放題込みで8000円か1万円のコースのみ。ランチで提供する手打ちラーメンは、有名店オーナーも絶賛する。東京都千代田区神田小川町1ー7 神田小川町ハイツ1階。

(日刊ゲンダイ2021年12月15日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「あげ納豆」うま味調味料のちょい足しでお店の味に大変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「白魚の卵とじ」お出汁をたっぷり吸った白魚を卵と一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
胃袋狙い撃ち!彼に作ってあげたいハンバーグでキーマカレー
「オトコの胃袋をつかんだら勝ち!」とはよく言ったものですが、実際に料理上手の女性は人気が高いですよね。だったら、善は急げ...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:03 フード
「豚のスペアリブのみそ漬け」お肉好きにはたまらない一品
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ 」の市川路朗さん...
表面のチーズが焦げたら食べ頃「トマトとツナのチーズ焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
シンプル調理の「チキンと野菜のグリル、サルモリリオ添え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
コンビニチキンにかけるだけ…究極のお手軽「棒々鶏」レシピ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・阪東橋の広東料理店「壱龍釜」の唐子庭さんに...
外はパリパリ、中はとろ~り「タラ白子のカダイフ焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・北新地の人気店「カラーズ」の加藤吾郎さんに...
「シバ漬けと茗荷のゴマ油和え」「チーズの煮切り醤油づけ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・歌舞伎町で25年営業の老舗「ぱいんつりー」...
「蒸し鍋」ひと手間加えたオリジナルポン酢でプロの味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本市の創作居酒屋「旬家はちどり」の喰田信治さん...
野菜不足を感じたら…さっぱりおいしい「すし屋のサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島のそばの名店「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
令和初ハロウィン おうちで“デリ風かぼちゃサラダ”もいいね
 10月の定番イベントとなったハロウィン! 今年も各地ではイベントが行われるのでしょうか。友人と街に繰り出すのも楽しいで...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:02 フード
「スペイン風目玉焼き」アツアツとろ~り半熟卵が味の決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・東銀座のビストロ「イバイア」の深味雄二さん...
「鶏ササミ春巻き」2度揚げすることでパリッとした食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代々木上原の中華料理店「吉田風中国家庭料理...
「穴子おこわ」ちょっとお腹に入れたいときの“おしのぎ”に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の割烹「まめ多 」の降旗壽眞子さんに、...
「ナスの揚げ浸し」揚げ油にごま油をちょい足しで風味アップ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・麻布十番の有名鮨店「鮓職人 秦野よしき」の...