脱マンネリ! 丸ごとレモンで“レモン湯豆腐”2022.2.10(木)

コクハク編集部
更新日:2022-02-10 06:00
投稿日:2022-02-10 06:00

お気に入りの八百屋さん

 住宅街に突如現れるこちらのなにやらおしゃれなオレンジ色の建物。なんと「青果ミコト屋」という八百屋さんなんです。

 ランニング途中に偶然発見しました。こちらで扱っているお野菜は自然栽培を中心とした新鮮なものばかり。何を買ってもおいしくて、すっかりお気に入りなんです。

あざやかな柑橘類たちよ

 先日ぶらりと訪れた際には、ケース一杯にぷりぷりとした柑橘類が並んでおりました。ビタミンカラーの大洪水! 見ているだけで元気になりますね。

 中でも筆者が心惹かれたのが広島県大崎上島産のレモンです。

レモンのふるさと「大崎上島」の思い出

 人口約7,500人ほどの小さな離島、広島県の大崎上島は国産レモンの一大産地なんです。数年前に旅行で訪れた際、山の斜面にたくさんのレモンの木が植えられているのが印象的でした。収穫の季節になったらさぞいい香りがするんだろうなあとうっとりしたものです。

 古い町並みが残っていて散策するとタイムスリップしたような懐かしい気持ちに。

 港のベンチでぼんやりとビールを飲んでたら、地元のおばあちゃんが「よかったら、食べんさい」とおせんべいをくださったのもいい思い出。また行きたいなあ。

 レモンといえばなんとなく夏のイメージですが、実は冬の果物。ちょうど今が旬、おいしい盛りです。ここであの島のレモンに出会えたのも何かの縁♡ いそいそと我が家にお持ち帰りです。

レモンを丸ごといただく「レモン湯豆腐」

 大崎上島のレモンの特徴はなんといっても皮ごと使えること! なので、今夜のメニューは「レモン湯豆腐」に決定です。湯豆腐ってヘルシーな上に、体の芯から温めてくれるので、冬場には重宝するメニューですよね。しかーし、そのシンプルさゆえ、食べ終わることにはちょっぴり飽きてしまうのがネック。

 そんな悩みをカバーしてくれるのがレモンの存在! レモンを加えると、酸味が刺激になってマンネリ感を消しさってくれますよ。しかも、レモンの酸味には、塩味を引き立てる効果があるのだそう。なので減塩も楽々できちゃうんです。アラフォーになるとね、血圧が気になるのよ……。健康第一を痛感するお年頃なんです。

 レモンの皮に含まれるレモンポリフェノールや、レモン果汁のレモンフラボノイドも、血圧の上昇を抑えてくれる働きがあるのだとか。

レモン丸ごと! 「レモン湯豆腐」

【具材】
・絹ごし豆腐 1丁
・しいたけ 2枚
・もやし 1袋
・レモン 1個
・ねぎ 1本

【スープ】
・だし汁 800cc
・薄口醤油 小さじ2
・レモン果汁 大さじ2

【レモンポン酢】
・レモン果汁 大さじ3
・醤油 大さじ3
・みりん 大さじ1
・昆布 3g

【作り方】

(1)【レモンポン酢】を作る。小瓶に材料全てを入れて混ぜ合わせる。1日以上置くとよりおいしくなりますよ。

(2)絹ごし豆腐を食べやすい大きさに切る。ねぎをななめ切りに、しいたけに飾り包丁を入れる。レモンを2~3mm厚の輪切りにする。

(3)鍋に〈スープ〉の材料を入れて中火にかける。

(4)(2)の具材ともやしを入れ温まったらお好みで〈レモンポン酢〉をかけていただく。

万能調味料「レモンポン酢」

 湯豆腐もさることながらレモンポン酢もおいしいですよ。1週間ほど冷蔵庫で保存可能なので、湯豆腐以外にもいろんな料理に使えて超便利。焼き魚にじゅわーっとかけてもよし! サラダと和えてドレッシングとして使ってもよし!

 筆者はこのレモンポン酢で納豆を食べるのが好きです。朝イチに食べると気分もしゃっきりするのでオススメですよ。

ご一緒に「塩レモン」もいかがですか?

 さらに塩レモンも仕込みました。ふふふ、これでレモンサワーを作れば宅飲みも充実すること間違いなし。レモンのビタミンCで疲労回復もバッチリよ! お酒を飲んで健康になれるなんて最高かよ。

 まだまだオミクロン株の猛威は収まる気配がありませんが、こんな時こそ、旬のレモンパワーで体の内側から元気に過ごしたいと思います。

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


ジップロックを使って蒸す「鶏もも肉とニラのスタミナ蒸し」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
ピリ辛ネバネ~バ!絶品のオクラキムチ 2021.7.18(日)
 一年中手に入るオクラですが、旬は夏。それはもう別格ですよね。大きいのに硬くなく、張りやつやもしっかりあって。種類もスー...
夏野菜たっぷり「中国風冷ややっこ」 食欲減退気味な時にも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
「ナスと豚ひき肉の甘味噌炒め」白ご飯にのせても美味しい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
「スルメイカの香り揚げ」紹興酒と醤油で味と香りが引き立つ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
「エビとトウモロコシの春巻き」旬の素材の味を引き出して
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
「納豆工房 せんだい屋」で納豆愛に溺れる 2021.7.9(金)
 納豆が好きです。かれこれ3年くらい毎朝納豆を食べています。たいていの不調は納豆を食べておけば何とかなる! と思っていま...
「京漬物のカプレーゼ風」かぶ&モッツァレラの絶妙コラボ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...
目玉焼きが簡単に驚くほどおいしくなる魔法!2021.7.8(木)
 目玉焼き。それは卵を割って焼くだけという実にシンプルなお料理ですが、何個、何十個、何百個、何万個(!)と焼いても「これ...
「つぶ貝 酒盗和え」スーパーのつぶ貝にひと手間加えるだけ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...
材料は2つだけ!「セロリゆかり漬け」セロリ漬けの新定番に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...
手軽で簡単! お味噌汁のついでに作れる「アサリ醤油漬け」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...
「〆サバ天婦羅 甘酢あんかけ」つゆも塩も不要でおいしい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...
甘いおつまみ「紹興酒漬けレーズンとバニラアイス山椒かけ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、神奈川・鎌倉の創作中華料理店「かかん」の小出幸...
「茹で鳥のネギソース」ゴマ油が香る“万能ダレ”で夏バテ予防
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、神奈川・鎌倉の創作中華料理店「かかん」の小出幸...
梅シロップでスペシャルドリンクを作ってみた 2021.7.2(金)
 地元の食材シリーズ第4弾は「青梅」。「梅仕事」に憧れつつも、毎年スルーしてしまっていたけれど、今年は一念発起! 梅シロ...