「ヒマワリ」はウクライナの国花 銃の代わりに花を持て!

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-03-23 06:00
投稿日:2022-03-23 06:00

日本でも平和の祈りがはじまった

 日本でもヒマワリを使った平和への活動が広がりつつあるようでございます。例えば、東京の華道家の呼びかけで、ヒマワリ生産の盛んな香川・三豊市の生産団体や東京都中央卸売市場 大田市場の仲卸の方々のご協力により、ヒマワリのブーケを販売した収益をウクライナ人道団体支援に送る活動が行われています。

 キエフに留学経験を持つ女子大生からはじまった平和を願う呼びかけは、ヒマワリの絵や写真とともに2つのハッシュタグ「#SunflowerFromJapan」「#PrayForUkuraine」を付けてSNSで投稿し、合わせて、プロジェクト概要を記したFBの投稿をシェアするというものでございます。いずれも遠い異国とはいえ、同じ地球上で起こっている出来事に心を痛め、自分たちにできることを探している……という印象がとてもございます。

チェルノブイリも福島原発も事故後はヒマワリが

 チェルノブイリ原発事故や福島第一原発事故後には、ヒマワリや菜の花などを栽培し、土壌浄化する取り組みが行われたこともあります。植物が土壌内における放射性物質を吸収したとしても、その植物を適切な方法で処理しない限り、放射性物質は無くなることはありません。ですが、一縷の望みをかけて植えられたヒマワリに、ワタクシたち人間が犯した自然への罪をも自然の力で浄化させようとズルさを少なからず、感じずにはいられません。 

 株全体に毒を含み、それでもニコニコ笑って「大丈夫だよ」と励ましてくれるヒマワリの姿に、ただ頭が下がる思いでございます。

 ヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめている」。ヒマワリの花を目にするすべての人がこの花言葉をどう捉えるか。それは、慰めと励まし、勇気のもたらすものであってほしいと願う花屋のワタクシなのでございます。

 世界中の人が銃の代わりに花を持つ平和な世の中になりますことを、遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


猛暑の夏…健康な高齢者でも熱中症予防を“家族ですべき”理由
 介護士をしていた経験をもとにライターをしています。筆者はこれまで、認知症の症状や認知症を発症した時の具体的なケアについ...
がんでごめんね…「人生最後の生理」はある日突然やってきた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
さくらももこさんのエッセイに学んだ 本当の「時は金なり」
「時は金なり」という言葉、年を取れば取るほど心に沁みるのはなぜでしょう。私がこの意味を意識したのは、さくらももこさんのエ...
産毛のような初々しさ…もうすぐ去勢する“にゃんたま”の刹那
 羊毛フェルトで作られた「にゃんたまストラップ」が巷で流行中。フニフニ揉むと、心癒され気持ちが落ち着くのだそう。 ...
結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...
恋愛序盤の花火デートはキケン! 準備ゼロでは行かないが吉
「花火デートってドキドキする」――。この季節、誰もが期待し盛り上がる「花火大会」ですが、調べもせず安易にデートとして行く...
ピルをもらう方法と病院選びのコツ…“避妊”が理由でも良い?
 第1回「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」、第2回「ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの...
声かけが大切! 子どもの“やる気スイッチ”をONにする方法
 子どもの心スペシャリストとして子育て中のお母さんたちと接していると、「子どもにやる気を起こさせるにはどうしたらいいか?...