カボチャの煮汁が残ってしまう問題
多分に漏れず、「芋栗南瓜(いもくりなんきん)」が好きな女です。秋の味覚といわれるそれらの中でも、カボチャは一年中、スーパーに並んでいる頼もしいヤツ。国産のカボチャを見かけると買ってきては塩と砂糖と水でコトコト煮て、数日間かけてちまちまと食べるひとり暮らしの女です。
そして、毎回おいしくいただくわけですが、実に悩ましいのが、煮汁。鍋や保存容器に残った煮汁を見るたびにもったいないなあと思うわけです。
炊き込みご飯にしよう!
食材のうま味が出ている煮汁を洗い場で流してしまう暴挙は極力避けたい。かといって、そのまま飲むのは気が引ける。そんな煮汁問題に一石を投じたのが、炊き込みご飯です。
炊き込みご飯は「魚介・肉・山菜などを入れ、味付けして炊いた御飯」(デジタル大辞泉)とあるようにとっても汎用性が高いのですが、具材の組み合わせは、一歩間違えると男女の相性のように大ゲンカとなり、修復不能になることも……。
この日は冷蔵庫にベーコン、コーンの缶詰を見つけ、〈ととのった……〉とほくそ笑む筆者。
唯一気を付けるのは「水加減」
カボチャ煮自体に水分を含んでいるので、煮汁+水の“合わせ汁”は、炊飯器のクセにもよりますが、白飯の時より気持ち控えめにし、米と合わせ汁を入れた炊飯ジャーの中に材料をポンポンと入れていくだけ。あとは、ポチッとスイッチのボタンを押せば、簡単でおいしい煮物リメークの炊き込みご飯のできあがりです。
とはいえ。2合分の炊き込みご飯はさすがに食べきれません。1食分ずつ小分けにしてラップし、粗熱が取れたら冷凍庫へイン。数日間かけてちまちまとカボチャの煮物を食べた後、また数日間かけてちまちまとカボチャの煮物を使った炊き込みご飯をいただくひとり暮らしの女です。
あー、幸せ。
(編集O)
カボチャの煮物を使った炊き込みご飯
【材料】
・米 2合
・カボチャの煮物 適量
・カボチャの煮汁+水 380㏄
・顆粒だし(洋風) 大さじ2分の1
・ベーコン…2枚
・コーン(缶詰) 60グラム
・お好みでバター (8グラム)
※詳しい作り方はこちらで掲載しています。
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