童貞を奪ったからこそ「彼の初めて」をより欲する女の執念#6

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-09-09 06:00
投稿日:2022-09-09 06:00

これまでのあらすじ

 中2の息子を持つA子さん(37歳主婦)は、家庭教師のU君(21歳有名私大3年/独身)に恋心をいだいていた。

 U君はA子さんが愛読するレディースコミックに登場するような長身の美青年。礼儀正しく真面目で、誠実な人柄も気に入った。

 そんな2人が急接近したのは出会って3カ月後。「幸運なハプニング」ともいえるきっかけから、2人はセックスをすることに。

 彼は童貞だった。A子さんは女を取り戻し、彼の筆おろしをする。

 彼のペニスをヴァギナに挿入した刹那、快楽の電流が背筋を走り抜け、忘れかけていたメスの本能がよみがえる。

念願のラブホテル密会で濃厚なセックスを

 さらに2週間後、2人はラブホテルで密会し、「ラブホテルも初めて」というウブな彼に、A子さんはフェラチオやシックスナインなど、様々な手ほどきをする。

 そのたび彼は、セクシーな喘ぎ声を漏らした。

 A子さんも、経験不足ゆえの彼の拙(つたな)い性技や、初々しい反応に溺れてしまう。

 セックスでは騎乗位、背面座位とA子さんがリードしていたが、ベッドに戻ると「次はU君が上になって」とA子さんは正常位での結合をねだった――「人妻と童貞青年」を綴った待望の最終話。
 
 前回までの話はコチラ→第1回目第2回目第3回目第4回目第5回目

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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