「性欲は普通でも最後が30代なんて」レス解消に躍起な40歳妻

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-11-05 06:00
投稿日:2022-11-05 06:00

最後にしたのは30代ってことに

「よく40代になって性欲が増した女性の話も聞きますが、私の場合はそれとは別。将来、老いたときに後悔したくないから、今のうちに……という考え方です。

 だって、このまま夫とのセックスレスがずっと続いてしまったら、私が生涯で最後にしたのは30代ってことになるじゃないですか! それはさすがにイヤだなぁ、せめて40代後半くらいまでは現役でいたいなぁって思っちゃうんです」

 久美さんは、過去に一度だけこの問題について夫に面と向かって話を切り出したことがあるのだとか。そのときは「シラフでは恥ずかしかったことから、お酒の力を借りて、夫婦で晩酌をしたときに酔ったふりをして話題にしてみた」と話します。

もっと現役でいたいのに

「でも、夫はこの話題にまったく無関心って感じで『へ〜』みたいな返事しかしてくれなかったですね。もちろん、その話をしたあとにも夜の生活はまったく改善されずにセックスレスのまま。

 誘ってもダメ、話し合おうとしてもダメ、家族旅行に行ったときにも別々のベッドでぐーぐー寝るだけだし、もはや改善の糸口すら見えないんですよ。

 いくらセックスレス夫婦が日本に多いと聞いても、30代で現役引退はちょっと……。そんなに頻度が多くなくていいから、40代後半までは現役でいさせてほしいだけなのに。

 夫にはそんな私の気持ちが届くことはなさそうだし、このまま諦めるしかないんですかね?」

 ◇  ◇  ◇

 こんなふうに久美さんがセックスレス問題を深刻に考え、悩んでいることについて夫であるカズキさんはどう考えているのでしょうか。実はカズキさんは、夫婦間のセックスレス問題について親しい仲間たちに自分の考えを頻繁に話していました。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


男女の喧嘩で話し合いが失敗するなぜ? 最新脳科学にヒント
 男女の違い……それは、人類が理性を獲得してからの永遠のテーマです。そこに起因した“すれ違い”がとくに顕著となるのが、男...
しめサバ子 2019-06-26 10:10 ラブ
「私の何が悪いの?」婚活がうまくいかない原因は思考にある
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第8回は、婚活が上手くいかずこのまま諦めた方がいいのでは……と悩んでいるあなたへ、...
山本早織 2019-06-25 14:06 ラブ
私とどっちが大事?筋肉男子と付き合うメリット&デメリット
「筋肉にうっすら浮かんだ血管が好き♡」「割れた腹筋に顔を擦り付けるのが刺激的で好き♡」と、男性の筋肉を愛する女性は増加傾...
しめサバ子 2019-06-25 06:00 ラブ
夫婦仲良しになりたいならすべきこと3つ…その特徴と秘訣は
 結婚前は、これ以上ないパートナーと思い結婚に至った人も多いはず。しかし、結婚して共同生活をすると、大きく落胆することは...
東城ゆず 2019-06-24 06:29 ラブ
「悪妻になったのは夫のせい」鬼嫁が開き直った切実な事情
「鬼嫁」と言われる女性たちの中には、悪妻な自分を自覚しつつ「私がこうなったのは夫のせい」と言い切る人もいます。本当は良妻...
並木まき 2019-06-24 06:00 ラブ
恋愛リアリティー番組 ここに注目すれば“恋愛上手”になれる
 恋愛リアリティーや恋愛バラエティーなどと言われるコンテンツが人気です。一緒に行動するうちに自然と恋愛感情が芽生える様子...
内藤みか 2019-06-24 06:00 ラブ
女性の勘違い“モテ仕草7選”…イタい!それ、バレてます!
「この仕草をすればモテる!」と、話題の「モテ仕草」。あなたは鵜呑みにしていませんか? でも、実はその行動、男性に全部バレ...
孔井嘉乃 2019-06-23 06:00 ラブ
友達の幸せを心から素直に喜べない「女性あるある」の解決策
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
神崎メリ 2019-06-23 06:00 ラブ
彼が結婚を決意してくれない 待てない時に試すべき5つのこと
 少女漫画のように壁ドンしてくれる男性や、適切なタイミングで女性が欲しいと思っているキュン台詞を提供してくれる肉食系な男...
東城ゆず 2019-06-22 06:00 ラブ
鬼嫁で構いません! イジワル姑へのジワジワ効く復讐劇3選
 イジワルな姑にいつもいびられていると「いつか復讐したい……」と、心に決める女性も多いようです。しかし面と向かって仕返し...
並木まき 2019-06-22 06:00 ラブ
平然とトゲトゲしい言葉を…今どき鬼嫁が好む“3つの口グセ”
「鬼嫁」と呼ばれる女性には、口グセに共通点もあるようです。日ごろから、夫を罵ったり小馬鹿にしたりする鬼嫁も多いだけに、口...
並木まき 2019-06-21 06:00 ラブ
嫉妬する彼女は嫌われる むしろ男ウケする可愛いヤキモチ3選
 女性は「ヤキモチを妬く女は重い」と思いこみがち。そして、そのヤキモチの感情と自分の中で戦うことになります。しかし、ヤキ...
東城ゆず 2019-06-21 06:16 ラブ
不倫で本気にならないためには? 不倫男性に学ぶ女性の心得
 不倫中の女性にありがちなのが、「彼は本気なの?」と相手の気持ちを量ろうとしてしまうこと。でも、大前提として、不倫をして...
リタ・トーコ 2019-06-21 06:00 ラブ
HUNTER×HUNTERにみる「念能力6系統別」恋愛タイプ分析
 恋愛傾向にはいろいろなタイプがありますよね。こうした恋愛傾向をどう分類したら説明しやすいかな?と考えていたところ、人気...
しめサバ子 2020-07-06 04:12 ラブ
「レンタル彼氏」に恋愛感情を抱くことはあるのでしょうか?
 映画『月極オトコトモダチ』は、アラサー女性がレンタル友だちを借りて「男女間の友情は成り立つか?」を考える物語。けれど、...
内藤みか 2019-06-20 06:00 ラブ
ケチな女性はモテません 「パケット請求女」に男子ドン引き
 ケチな男はモテません。そんなことを言うと、八方美人な女性たちが「そうかな? お金に堅実な男性の方が誠実だし好きだけどな...
エビオス嬢 2019-10-26 04:43 ラブ