「勃起させてすみません!」顔面騎乗で詫びる20歳下M男 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-11-19 02:18
投稿日:2022-11-11 06:00

これまでのあらすじ

 かつて六本木の高級クラブのホステスだったP子さん(41歳主婦/子供アリ)。

 ロングヘアのクール美人の彼女には、現在、20歳下のM男のボーイフレンド・Tクン(21歳学生/独身)がいるという。

 出会いのきっかけは、ホステス仲間との集まりに、知人女性が彼を連れてきたことだ。Tクンは名門大学に通う、彫りの深いハーフ顔の長身美青年。

 P子さんは彼のルックスにときめいた。2人で話すうちに、彼は「P子さんの履くブーツのピンヒールに踏まれたい」と、自身の欲情や願望を吐露し始める。

ボンテージ風ワンピを持参してきたM男

 長年のホステスの経験から、Tクンはずばり「M男」だと察した。LINEのIDを交換した翌日、P子さんはTクンから届いたLINEを見て息をのんだ。

「今度、2人で会ってもらえませんか?」という文言とともに、上半身裸になった彼の胸に「僕を奴隷にしてください」と書かれた紙を貼っている画像が添付されていたのだ。

 最初こそ驚いたものの、P子さんはTクンとデートする流れに。彼が指定したのは、SMグッズなどの貸し出しも可能な渋谷のラブホテルだ。

 戸惑いつつも、エリート美青年でありながら、「M男」の顔も持つ彼をもっと知りたい気持ちが膨らむばかり。

 デート当日、ラブホの部屋で2人きりになると、彼は「これを着て欲しいのですが……」と包みを差し出してきた。見れば、黒いエナメルのボンテージ風ミニワンピース、太ももまでの網タイツ、黒の紐パンティーが入っていた。

「大きなお尻で思いきり踏まれたい」顔面騎乗をおねだり

 シャワーを浴びてそれらを身に着け、彼の前に行くと、Tクンは「すごく綺麗です。思った以上にお似合いで……」と感嘆のため息を漏らす。

 その後、「P子さんの足で僕の股間をいたぶって欲しい」と言う彼に、P子さんはホステス時代に観たSMクラブのショータイムを思い出しながら、「S女に徹する」と心に決める。

 彼の勃起を足先で踏み、つつき、こすり、「恥ずかしい男だね! この変態!」などと罵声を浴びせた。

 あげく、その痴態をスマホで撮影した。

 ペニスはギンギンになり、快楽と苦悶に顔を歪める淫らな反応を目の当たりにすると、P子さんも欲情のボルテージがエスカレート。まさにSMの女王様になったかのように、彼のペニスをいたぶった。

 そして、Tクンはついに射精。あまりの勢いに、彼自身の顔にもザーメンを飛び散らせるというイキっぷりだ。

 ティッシュで顔を拭ったのち、彼は、「次は僕の顔に座ってください。その大きなお尻で思いきり踏まれたいんです」と顔面騎乗を懇願してきた。

 エリート美青年の「M男」の実態に、P子さんは……。

 前回までの話はコチラ→第1話第2話

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


キャリア女子がチャラ男とのエッチで得たもの&失ったもの
「女の子だってエッチしたいんだもん!」  はい、女性にだって性欲ありますよね。“女は男の6倍エロい”という説もある...
援助交際も危機管理意識なし…精神的に未熟だった高校時代
 皆さん、出逢い系サイトを利用したことはあるでしょうか。最近は「マッチングアプリ」など、少しライトな名前でも呼ばれていま...
ゴツゴツした凹凸が粘膜をかきわけて刺激…クセになります
 ラブグッズの世界では、人気のある商品がシリーズ展開することがあります。コスメなどと似ていますね。今回、紹介する「エクス...
桃子 2019-11-12 04:36 エロコク
セックス編<1>81歳相手でもヤリマンとしての美学(キリッ)
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
「出会い系」のルーツは江戸時代? 出合茶屋にみる密会模様
「出会い系」というといかがわしい響きだと感じる人も少なくないでしょう。出会い系サイトというものが、男女の肉体的なものを意...
内藤みか 2019-03-28 13:55 エロコク
ひと手間で興奮度大 セックスを極上にする“3つのスパイス”
 互いの肌の温もりを感じ、肉と粘膜を求め合うセックス。大好きな彼とのセックスをより豊饒なものへと変えるため、もしくはマン...
蒼井凜花 2019-04-11 17:23 エロコク
小ぶりな挿入部とお手ごろ価格でビギナーも安心して使える
 私は知っています。ローターやバイブレーターといったラブグッズに興味がある女性が少なくないことを!  でも、一歩を...
桃子 2019-11-12 04:35 エロコク
出会い編<4>これが「81歳オトコ」のお持ち帰り100%必勝法
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
あなたの避妊は一回いくら?#2…コストが高く大きな負担に
 ふたりの人間の心が高鳴り、心と体の波長が一致したときに「肌を重ねたい」と突然、思うのが現実のセックス。いつ・誰と・どこ...
6個の独立したモーター内蔵…関節のように曲がる斬新バイブ
 近年の女性用ラブグッズ界では、「1つあれば何通りもの快感を得られる」バイブがトレンドです。バイブレーターとクリトリス吸...
桃子 2019-11-12 04:35 エロコク
出会い編<3>セクハラ目線を承知で…この中の誰とヤリたい?
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
あなたの避妊は一回いくら?#1…価格×成功率のコスパ最強は
 一生に一度も避妊をしたことない、という人は多くはいないでしょう。日本人はどんな方法で避妊を行っているか、国際協力NGO...
ソフトなのにセクシー 気分を盛り上げるオススメの“キス4選”
 手をつなぐ、ハグする、とともに愛情表現の一つである「キス」。官能小説でもたびたび登場するキスシーンは、唇をソフトに密着...
蒼井凜花 2019-03-12 17:00 エロコク
女性も楽しめる吉原…遊郭専門の書店「カストリ書房」の魅力
 お江戸吉原といえば、かつては遊郭街があった場所。でもそこが今の東京のどの辺りかを正確に言える人はあまり多くはありません...
内藤みか 2019-03-11 16:44 エロコク
出会い編<2>ヘイ! 48歳年上のひろしにノーブラの挑戦状
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
エッチな気分に彼とのズレ…ここが違う“男女の官能スイッチ”
 カレがベッドインしたいというタイミング、なんだか自分とズレているかも……と思ったことはありませんか? それって実は、男...