「エビワンタンと雲白肉」オリジナル醤油を仕込んで本格中華

コクハク編集部
更新日:2023-02-16 06:00
投稿日:2023-02-16 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の「farm studio #203」の濵田利彦さんに、2種類の醤油をベースにした「エビワンタンと雲白肉」のレシピを教えていただきました。

覚えておくと役に立つ、オリジナル醤油の作り方

 雲白肉(ウンパイロー)は、雲のようにひらひらの豚バラ肉を香味ダレでいただく定番の中華料理。本来は豚バラの塊肉を香辛料と茹でてから薄切りにしますが、今回はスライスを使います。それでも十分おいしいし、食べ応えがあります。

 エビワンタンはコーンの食感と甘味がアクセント。

「缶詰のグリーンピースでも代用できますし、生のトウモロコシを茹でて加えるとさらにおいしいですよ。ワンタンは、茹でてからフライパンで炒めると、焼き色がついてパリパリになり、また違った食感を楽しめます。手間じゃなければ試してみてください」

 ニンニクと青唐辛子の2種類のオリジナル醤油は、前もって作っておきましょう。

 ニンニク醤油は醤油にニンニクをつけたもので、青唐辛子醤油は刻んだ青唐辛子と昆布を入れて作ります。1週間ぐらい寝かせて味をなじませるといいそうです。ギョーザや野菜炒め、チャーハンなどにも使えるから、あると重宝します。

「エビワンタンは大量に作って冷凍しておくのもいいと思います。食べる時は冷凍のまま2分ほど茹でればオーケーです」

 たまには本格中華で家飲みなんていかがです?

【材料】

・ムキエビ 50グラム
・コーン 10グラム
・ナンプラー 少々
・塩こうじ 少々
・ワンタンの皮 適量
・豚バラ肉スライス 50グラム
・レタス 適量

ソース
・長ネギ 5グラム
・ニラ 10グラム
・ショウガ 2グラム
・白こしょう 1グラム
・3対1の割合の醤油とニンニク醤油 10グラム
・サラダ油 適量
・青唐辛子醤油 適量

【レシピ】

(1)ソースを作る。長ネギ、ニラ、ショウガをみじん切りにして白こしょう、醤油とニンニク醤油と混ぜ、熱したサラダ油をかける。

(2)食品用ポリ袋にエビを入れ、すりこぎで叩く。

(3)2の袋を裏返してエビをボウルに入れ、缶詰のコーンを加え、ナンプラーと塩こうじで下味をつける。

(4)3をワンタンの皮で包み、沸騰したお湯で1分ほど茹でる。

(5)同じお湯で豚バラ肉のスライスにサッと火を通し、レタスも数秒茹でる。

(6)ワンタンを皿に盛って青唐辛子醤油を垂らし、青唐辛子も2、3切れのせる。

(7)豚バラ肉の上にレタスをのせ1のソースをかける。

本日のダンツマ達人…濵田利彦さん

▽濵田利彦(はまだ・としひこ)
 1977年、徳島県生まれ。高校卒業後に中華料理の老舗「銀座アスター」に入り、関西や首都圏の店舗で10年間、料理人として修業を積む。伊豆のオーベルジュなどでソムリエやサービスを経験したのち独立。2019年5月、学芸大学に同店をオープン。

▽ファーム・スタジオ・ニーマルサン
 誰もがオーダーする「阿波牛の四川麻婆豆腐」は、自家製豆板醤のうま味と鮮烈な山椒の刺激がクセになる一品。白子やシマチョウが入ったオリジナルメニューも外せない。もうひとつの看板メニュー「デトックス・サラダ」は、40種類以上の野菜を混ぜ合わせたもの。香りのチョイスで「山椒」を選べば、しびれる辛さが口いっぱいに広がる。阿波尾鶏、阿波匠豚と、シェフの出身地・徳島のブランド肉を使った料理も人気。

東京都目黒区鷹番2-20-4 学大十字街ビル203

(日刊ゲンダイ2020年9月28日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


未経験の食感にびっくり!「レーズンバター」をおウチで作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
手抜きでもおいしい! 食欲そそる「ニンニクの芽の素揚げ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
老若男女に愛される定番の品「マカロニ(マカロニサラダ)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「レンコンのマリナーラ風」瓶詰ピザソースならすぐに完成
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「Petalo」の酒匂駿佑...
生ハムの“食べるドレッシング”!?女子会向けごちそうサラダ
 おうちで女子会をするとき、「生ハム」をとりあえず買うことってありませんか? そのまま食べることも多いかと思いますが、今...
ぐっち夫婦 2020-03-15 15:31 フード
「温野菜と漬物タルタルソース」ご飯のお供がイタリアンに!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山のイタリアン「ARMONICO」の佐...
フライパンで作る「鶏炭火焼きとひよこ豆のシェリー蒸し」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のシェリー専門のスタンディングバー「バ...
「あさりのシードル蒸し」りんごの甘みと酸味の相性が抜群!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のガレット&国産クラフトシードルの専門...
プロ直伝!「レバームースパテ」で朝食も晩酌も幸せな時間に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ」の市川路朗さんに...
「肉せんべい」豚ロースを延し棒で薄くしたら低温でパリッと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「鶏とあさりのブイヨン」フレンチの基本をおウチで作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
山形のだしをアレンジ「マグロだし」ヘルシーなサラダ感覚で
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、山形...
和風ケイジャンスパイスをイメージした「鳥肉の塩麹漬け」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「鶏皮カラシ和え」安い食材が爽やかなおツマミに大変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
サクッと仕上げる「ブロッコリーの素揚げ サムライソース」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
「糸島塩豚の明太柚子胡椒」とろーり軟らかなのに煮崩れなし
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...