「紫キャベツのアチャール」はスピードが命!クミンシードで酒が進む

コクハク編集部
更新日:2024-04-04 06:00
投稿日:2024-04-04 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと金内友弥さんに、インドの漬物を家庭風にアレンジした「紫キャベツのアチャール」のレシピを教えていただきました。

クミンシードは焦げつかせない!

 アチャールとは、インドなどで食べられている漬物のこと。カレー屋でつけ合わせとして出されることも多い、福神漬けのような存在です。

 キャベツとタマネギというわずか2つの食材の組み合わせ。それでいて、奥行きのある味わいの秘密はクミンシード。プチプチとした食感と独特の清涼感で、酒が止まらなくなること請け合いです。

 調理のコツは、クミンシードを焦げつかせないこと。フライパンにオリーブオイルを入れたらじっくりと弱火で火を通します。

 パチパチはじけていい香りがしてきたら、あとは時間との勝負。モタモタしていると、クミンシードの風味が飛んでしまうし、キャベツの食感も損なわれるのでご注意を。

「ご飯にも合うので、常備菜におすすめですよ」

 今回は紫キャベツと赤タマネギを使用しましたが、もちろん普通のキャベツとタマネギでもおいしくできます♡

【材料】

・紫キャベツ 2分の1個
・赤タマネギ 2分の1個
・塩 小さじ1
・すりおろしニンニク 小さじ1
・クミンシード 小さじ2
・白ワイン 大さじ2
・レモン汁(酢でも可) 大さじ2
・砂糖 小さじ2

【レシピ】

(1)紫キャベツは太めの千切りに、赤タマネギは繊維に沿って薄切りにする。

(2)オリーブオイルでクミンシードを炒める。

(3)香りが立ってきたら、赤タマネギとすりおろしニンニクを加え1分炒める。

(4)紫キャベツと塩、砂糖を加え中火で炒める。油がなじんだら白ワインとレモン汁を加えて、さっと炒め煮にする。

(5)火を止め味が足りなければ塩を足す。冷蔵庫で1時間から半日ほど置き、味がなじんだら出来上がり。

本日のダンツマ達人…菊地博さん&金内友弥さん

▼菊地博さん&金内友弥さん
 ドリンク担当の菊地さんと調理担当の金内さん。タッグを組んで2年足らずだが、絶妙なコンビネーションで店を切り盛りしている。イケメン2人のアットホームな接客目当てに通うOLも多い。

▼ギョバー茅場町店
 茅場町の路地裏で17年続く立ち飲みバル。鮮度抜群の生ビールと、ビストロのような高クオリティーのフードメニューで近隣のサラリーマンから絶大な支持を得ている。赤いひさしが目印。

東京都中央区日本橋茅場町2-14-4 サンムーンNo.3ビル1階

(日刊ゲンダイ2020年9月30日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


どハマり要注意!? 在宅ごはんでリピートしたくなる逸品3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-17 06:00 フード
「レンズ豆のスープ」旬の新玉ねぎでつくるエチオピア料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
ちょこっと洋風に「南高梅と北海道産長芋のたたきサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
辛口の白ワインに合う「ほうれん草とブルーチーズの白和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
「季節野菜のピクルス」ふつうのお酢なのにまるでお店の味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
時短レシピ! コチュジャン風味の 「韓国風牛すじ煮込み」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
「イカゴロ(内蔵)豚のホイル焼き」合わせみそは万能調味料
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、野趣...
「豚バラ肉の角煮スパイスソース」週末昼下がりに仕込みたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
#stay homeを楽しくおいしく☆鯖缶で簡単!トマトペンネ
 常備食材の定番になってきた「鯖缶」。今回は、同じく常備食材のトマト缶と合わせた「鯖缶で簡単! トマトペンネ」をご紹介し...
ぐっち夫婦 2020-05-27 14:30 フード
コロナ疲れ吹き飛ぶ! 秋田・尾道・沖縄のご当地スイーツ3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-15 16:11 フード
「アタクルトワット」ターメリックを使ったジャガイモ炒め
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
「ナムルの3種盛り」韓国料理の定番前菜をおいしく作るコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
炊飯ジャーでつくる「塩麹に漬けた柔らかローストポーク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、炊飯...
「ナスとキュウリの醤油漬け」みずみずしい夏野菜のハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「ホタルイカの生姜醤油煮と天ぷら」春の味覚を2つの料理に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、純...
おうちでミシュランの味も!自炊に飽きた時に頼りになる3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-15 16:10 フード