揚げエビ×ニンニクは正義!「クンニム・ガティアム」辛みが苦手な人も◎

コクハク編集部
更新日:2024-04-25 06:00
投稿日:2024-04-25 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック・チャームンクンさんに、ソフトな味わいの「クンニム・ガティアム」のレシピを教えていただきました。

普通のエビでもOK

 タイ料理のすべてが辛いわけではありません。ソフトな味わいで食べやすい料理も珍しくないんですよ。今回紹介するクンニム・ガティアムもそのひとつ。

 クンニムはソフトシェルシュリンプ、ガティアムはニンニクという意味。揚げたエビにニンニクベースのソースをかける…そう聞くだけでヨダレが出てきそう♡

 ソフトシェルシュリンプなので、殻を気にする必要もなし。カリッと小気味の良い食感で口の中を楽しませ、ビールを流し込むのは至福のひと時です。

「タイはビールが有名ですが、米どころなので米焼酎も近年増えてきているんです。主に水割り、ソーダ割りで飲みますね。

 以前、タイではビールが高かったので、安い焼酎やウイスキーを割って飲む文化がある。原料も米やサトウキビなどを混ぜたものがあり、中にはラム酒のようなウイスキーもある。

 それをラムコークさながらにコーラで割るんです。タイはハッキリした味を好む傾向があるので、その影響もあるかもしれません」(川口オーナー)

 なおソフトシェルシュリンプが手に入らなければ、普通のエビでもOK。その場合はきちんと殻を剥いてくださいね。

【材料】

・ソフトシェルシュリンプ 4匹
・小麦粉 適量
・サラダ油 小さじ4
・刻みニンニク 小さじ1
・万能ネギ(3センチほどにカット) 適量
・パクチー(ざく切り) 適量
・フライドガーリック 適量
・粗びきブラックペッパー 適量

調味料
・オイスターソース
・薄口醤油
・砂糖
・ナンプラー
・紹興酒(料理酒) いずれも小さじ1
・鶏ガラスープ 40グラム

【レシピ】

(1)水気を拭き取ったエビに小麦粉をはたき、170度に温めた揚げ油(分量外)でカリッと火が通るまで揚げる。

(2)1の油を切り、皿に盛りつける。

(3)別のフライパンでサラダ油を熱し、刻みニンニクを炒める。

(4)軽く火が通ったら、調味料をすべて入れて炒め、最後に強火で熱してから火を止める。

(5)4を2にかけ、お好みでネギやフライドガーリック、ブラックペッパーをかけ、パクチーで飾ったら完成。

本日のダンツマ達人…ウィラサック・チャームンクンさん

▽ウィラサック・チャームンクン

 1975年10月、タイ出身。18歳から33歳までタイのレストランで働き、その後はオープンスタッフを募集していた広島のタイレストランに勤務し、現在に至る。

▽オールドタイランド

 株式会社S.S.Cの川口洋代表取締役が2012年5月にオープン。19世紀のタイの民家をモチーフにした異国情緒漂う店内と、タイ人コックの作る本場料理が名物。

東京都港区新橋2-15-3 1階

(日刊ゲンダイ2020年11月12日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「レタスの熱油かけ」いつものレタスが贅沢なおつまみに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白銀高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
本場では冬の食べ物でも…日本では夏に最適な「和風冷麺」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...
「アサリと夏野菜のコリアンダー蒸し」シンプルだけど美味!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
「カツオチーズ」オリーブオイルは魚の生臭さを消す秘訣!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
無限に食べられる! 暑さで疲れた胃にも優しい「茗荷胡瓜」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、サ...
「トウモロコシのフリット」サクサクの衣の秘密はビール?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「焼きナスのナムル」素材の味を生かして薬念の思想を味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...
ワインに合う「キュウリの一本漬け味噌クリームマヨネーズ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
「土佐巻」生ニンニクとゆずの風味がクセになる高知の漁師飯
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
在宅ワークごはんを応援#2 鮪とアボカドのアヒポキプレート
 前回の記事では在宅ワークごはんシリーズの「丼もの編」ということで、プルコギ丼をご紹介しました。作ったよ~というお声もた...
ぐっち夫婦 2020-06-22 14:25 フード
豚バラ肉がジューシーで軟らかい!「豚焼きしゃぶ」のコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、ボ...
「とり胸肉の低温調理サラダ」ダイエット中でもこれならOK!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
「さくらんぼのブルスケッタ」甘味と塩加減がいいあんばい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「鯛そうめん」家庭の残りものが立派なおつまみに大変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「豚肩ロースロティ~白インゲン豆トマト煮」お酢でさっぱり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
生のピーマンを冷やすだけ!甘味に驚く「夏野菜のサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...