ED夫の指ワザで2度のアクメ、人生初の挿入ナシで爆ぜる私 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-01-20 11:24
投稿日:2023-01-13 06:00

ED治療薬を処方してもらったけれど…

 そして、勇気を出して言いました。

――私にも……K一郎さんを愛させて欲しい……。

 ひと呼吸おいて、彼は私の髪を撫でながら呟いたんです。

――申し訳ない。愛してくれるのは構わないが、君の要望には応えられないかもしれない。

――えっ。

――実は……。

 彼が話し始めて、驚きました。

 前の奥さまと離婚してからの5年間、まったくセックス無しの生活をしており、勃起力も衰えていったそうです。

 そこで、私と知り合ってから内科でED治療薬を処方してもらい、試しに飲んだところ、頭痛や動悸がひどくなり、薬を飲むことに抵抗を覚えたそうで……」

ベッドタイムは充実するはず

――頭痛や動悸とは怖いですね。副作用でしょうか。

「おそらく副作用です。ネットで調べたら、人によっては、ほてり、頭痛、めまい、鼻づまり、筋肉痛、消化不良などの副作用があるようで……。

 夫に重大な持病はありませんが、今後が心配です。体に負担をかけてまで薬を飲んで欲しくないし、セックスをしなくていいと感じました。

 彼自身も私のためにクリニックに行って、夫婦生活をする努力してくれたんだと思うと、ますます愛おしさが増して……。それに、先ほどの丹念な愛撫でアクメに達してしまったので、彼とのベッドタイムはこれからも充実すると感じました。

 ただ、勃起しなくても彼のモノは愛したい気持ちはありましたね。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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