ED夫の指ワザで2度のアクメ、人生初の挿入ナシで爆ぜる私 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-01-20 11:24
投稿日:2023-01-13 06:00

 某ミセスコンテストのグランプリに輝いたM子さん(45歳ウォーキング講師/既婚・子供なし)。

 圧倒的な美を誇る「エキゾチック美人」の彼女は、知人の紹介で再婚し、幸せな毎日を送っていた。

 再婚相手はK一郎さん(60歳大学教授)だ。

 互いにバツイチであり、出会いから3カ月で入籍というスピード婚だった。

 K一郎さんはM子さんの仕事にも理解を示し、コロナ禍のオンラインレッスンも応援してくれた。また、「ミセスコンテスト・グランプリ」という肩書きや、美しさよりも、M子さんの内面を見て寄り添おうとする優しさに心打たれたという。

体の関係なしで結婚

 ただ、問題がなかったわけではない。2人は、婚前交渉がないまま入籍したのだ。

 むろん、体の関係などなくとも彼の知的で温厚、紳士的な人柄は魅力的で、手を繋ぐだけで満たされていたという。

 しかし、時おり不安がこみ上げる。

――私に魅力を感じないの?

――タイミングを見計らってるの?

とうとう迎えた「初夜」

 そんな折、とうとう「初夜」を迎えることとなった。シャワーを浴びた後、M子さんは彼の寝室を訪れた。彼の好きな色――紫のナイトドレスに着替え、同色のパンティを身に着けて――。

 部屋に行くと、彼はセミダブルベッドから腰を上げ、M子さんをベッドへといざなう。優しくベッドに仰向けにされ、初めてのキス。

 K一郎さんの温厚で包容力のある人柄を表すように、優しく温かな口づけが待っていた。

スローな愛撫に興奮はエスカレートの一途

 その後は耳や首筋、バストへの愛撫だ。Eカップの乳房を揉み吸われるたび、M子さんの体が昂り、ヴァギナがヒクついていく。そして、徐々にナイトドレスが引きおろされ、M子さんはうつぶせにされた。

 予想外に、彼は背中を愛撫してきた。

――ン……ンッ。

 思わず声をあげてしまうM子さんだった。

 背中をゆっくりと這いまわるスローな舌づかいが、あまりにも気持ちよかったのだ。

 愛撫はヒップへと続いた。

 ナイトドレスとパンティを脱がされ、むき出しのヒップにいくどもキスが浴びせられ、M子さんの興奮はエスカレートの一途をたどる。

 尻のワレメをクンクンと嗅がれる行為に恥じ入りながらも、体はじっとりと潤っていく。接吻は太ももやひざ裏にも及び、M子さんは「ああっ……ン」と喘ぎを漏らした。

 この「焦らし」ともいえるスローな愛撫に、女体はさらなる快楽を求めていた。

 ヴァギナがヒクつき、自分でもわかるほど、甘酸っぱい蜜を滴らせている。

絶頂を迎えるも彼の股間は無反応で…

――M子……仰向けになって。

 夫の言うとおり仰向けになると、クンニリングスへと発展した。

 巧みな舌づかいに女粘膜はなおも疼(うず)き、充血したクリトリスを舌で弾かれるたび、絶頂への階段を急速に昇っていく。

 次の瞬間、体が大きくのけ反った。アクメに達したのだ。クリトリスが破裂するのではと思えるほど、ドクドクと脈打っていた。

 その後、『お返しがしたい』と、さりげなくK一郎さんの下半身にひざを押しつけたM子さんは驚いた。

 彼の股間が全く反応していなかったのだ。

 婚前交渉のないまま初夜を迎えた2人は――?

 前回までの話はコチラ→第1話第2話

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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