スマホ片手に勃起をヴァギナへ…人妻探偵“盗撮任務”を遂行#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-03-31 12:16
投稿日:2023-03-24 06:00

ついに射精…口の中の精液を飲み干すと

――ああ、イクよ……出すよ。

 そう彼が呻いた直後、ドクドクドクッ……と口内にザーメンがほとばしりました。

 私は根元まで咥えこみ、最後の一滴まで彼が放出するのを待って……。やがて、注がれたザーメンをこぼさぬよう、慎重にペニスを吐き出したんです。

 口の中には噴射されたばかりの生温かな精液がいっぱい……。興奮に目を血走らせた彼の表情を見ながら、私はゆっくりとコクン、コクン、と嚥下(えんか)しました。

 ザーメンを飲むなんて数年ぶりです。のどの粘膜に引っかかる感触や生臭さが懐かしくて……飲み干した後は、彼に微笑みかけました。

間違いじゃなかった…翌週の金曜に再び約束を

――飲んじゃった。おいしかったわ。

――T子さんは大胆だね。驚いたよ。

 Xさんはズボンと下着を引きあげ、ベルトを締めながら、満足そうに言ったんです。

――だって、急に生理になったから、私も残念で……。

 私も乱れた胸元を整えながら告げました。次につなげるためにも、この行為は間違いじゃなかった。

 彼ったら、私の腕を引っ張り立たせて、きつく抱きしめてきたんです。

――来週の金曜日なら大丈夫かな?

――ええ、たぶん。

 その流れで、盗撮付きのセックスは来週になったんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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